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ソフトバンク・山川「打ちまくって2連覇を」大幅増の年俸4億5000万円プラス出来高で更改

スポニチアネックス / 2024年11月23日 6時1分

大相撲の巨大な大入り袋と新背番号「5」の数字を手に笑顔を見せるソフトバンク・山川(撮影・岡田 丈靖)

 ソフトバンクの山川穂高内野手(33)が22日、みずほペイペイドームで契約更改交渉に臨み、1億5000万円アップの年俸4億5000万円プラス出来高払いでサインした。移籍1年目から本塁打、打点の2冠を獲得。背番号が25から5に変更となる来季も活躍すると誓った。今季途中に支配下登録された前田純投手(24)は50万円増の年俸750万円、吉田賢吾捕手(23)は50万円増の850万円、リチャード内野手(25)は保留した。 (金額は推定)

 移籍1年目の今季は本塁打、打点の2冠に輝き、4年ぶりのリーグ優勝に貢献した。4番で143試合フル出場し、大幅アップを勝ち取った山川だが、視線はもう来季へ向けられている。「まずは僕が打ちまくって(リーグ)2連覇を必ず達成したい」と決意を込めた。

 心機一転、新シーズンに臨む。背番号が25から5に変更。影響を受け、本塁打パフォーマンスを取り入れるなど尊敬する“熱男”こと松田宣浩氏が22年シーズンまで背負った番号だ。「何より松田さんの番号なので。それに恥じないプレーをしたいなと思います」と気持ちを引き締めた。

 オフのテーマは「走る」。来季の活躍はもちろん、長く現役を続けることが新たな目標となった。王貞治球団会長から「一年でも長くやりなさい」という言葉をかけられたのがきっかけだった。工藤公康元監督や秋山幸二元監督、今年43歳で現役を引退した和田毅氏にも話を聞き、導き出した答えが走ることだった。

 目指す年齢について問われると「60歳まで」とニッコリ。リップサービス込みの答えだが、野球への情熱は尽きない。「今はオフですけど、もうとにかく試合がない日々が寂しいので。本当は死ぬまでやりたい。一日も欠かさず野球をやってきた人生なので」。その上で「(チームの)黄金時代を築きたい」と思いを語った。

 もちろん、来季も4番として全試合に出てチームを引っ張るつもりでいる。「そこはこだわります」。2年連続で全試合4番で出場すれば球団史上初となる。来季もアーチを量産し、果たせなかった日本一まで突っ走る。 (木下 大一)

 ≪打撃を磨く≫

 H…吉田は2年目の今季10試合に出場し、プロ初安打、初打点をマークするなど飛躍の足掛かりをつくった。自主トレは首位打者2度のDeNA・宮崎に弟子入り。嶺井を通じて紹介されたとのことで「打撃のフォームは違うが自分が目指す完成形。長打も打てるし右にも打てる。ああいう選手になりたいと学生時代から思っていた」と目を輝かせていた。

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