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森繁和氏 対応力高くしぶとい侍ジャパン打線 日本と他チームの投手陣の「質」の差大きい

スポニチアネックス / 2024年11月23日 5時1分

<日本・ベネズエラ>6回、ベレトからソロを放つ坂倉(撮影・光山 貴大)

 ◇WBSCプレミア12 スーパーラウンド第2戦 日本9―6ベネズエラ(2024年11月22日 東京D)

 【森繁和 視点】日本は見事な集中打での逆転劇だった。2点を追う6回、牧のグランドスラムにつなげたのが1死からの坂倉のソロ。これで雰囲気が変わり、そして2死無走者から小園が選んだ四球が大きかった。

 前日は2本塁打でヒーローになった小園は、2安打2四球で2得点。安打はともに初球打ちと持ち味の積極性を貫く一方、狙い球と違えばじっくりとボールを見て四球を選ぶ。2番打者として見事なつなぎだった。

 この日のベネズエラもだが、大会を見ていて日本と他チームの投手陣の「質」の差は大きいと感じる。日本が逆転した6回もそうだが、走者を出せば相手が勝手に崩れていく。この日もベネズエラ投手陣は計9四死球。リードした終盤のプレッシャーの中で抑えられる投手がいない印象だ。

 ベンチも慌てる必要はないのに、投手をどんどん代える。1つのアウトを取るのに苦労していた。これでは対応力が高く、しぶとさもある日本の打線には通用しないだろう。(スポニチ本紙評論家)

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