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ソフトバンク・近藤“単独キャンプ”から2月中旬にチーム合流 S組待遇に結果で応える

スポニチアネックス / 2024年11月24日 6時3分

子どもたちに打撃を教えるソフトバンク・近藤(撮影・岡田 丈靖)

 S組待遇に結果で応える。ソフトバンクの近藤健介外野手(31)が23日、来年の宮崎キャンプに2月中旬から加わる意向を明かした。新たなチーム方針で近藤ら主力の10選手は第4クール(15日~)からのキャンプ合流が可能。近藤は右足首捻挫のリハビリの過程にあり、自主トレを行う鹿児島・徳之島での“単独キャンプ”からチームに合流する予定だ。万全の状態をつくり上げて、来季のさらなる打棒爆発を目指す。

 近藤が来春キャンプで描いている青写真を明かした。小久保監督から新設のS組に指名され、2月の宮崎キャンプは第4クール(15日~)からの合流が認められている。

 「自分のペースでやっていいと言われても、どうしてもみんなと動くと力が入ったりもしてしまうので。期間が伸びたことはプラス。2月15日に何も気にしないで動けるように、一人でしっかりと実戦に出られる体をつくりたい」。1月には例年通り鹿児島・徳之島で自主トレし、2月前半に戻り、“単独キャンプ”に臨む考えだ。

 右足首の捻挫から日本ハムとのCSファイナルSで復帰し、DeNAとの日本シリーズでもプレー。ただ、万全の状態だったわけではなく、現在も走ることに関してはリハビリ過程にある。それだけに「いい時間になるかなと思う」と感謝を口にした。

 投手、野手合わせて10人に与えられたS組の特権は指揮官が信頼する証。「こういうことをしてもらうのは初めてなので責任も伴ってくると思う。新しい試み。活躍しないと“やってよかった”と思ってもらえないと思うので」。万全の状態をつくり上げ、シーズンの結果で応える。

 移籍1年目の昨季は本塁打、打点の2冠に輝き、今季は首位打者と2年連続の最高出塁率のタイトルを獲得した。球界最高峰の打者は来季さらなる高みを目指している。

 「長打というところはもっともっと伸ばしたい。打率も5、6月に良かったのが、落ちながらまとまったという感じなので、いい時をずっと維持できるようにしたい。高い位置でのパフォーマンスを継続できるようにしたい」

 小久保監督は来季は左翼・柳田、右翼・近藤と両翼をコンバートする方針。「ライトはずっと守ってる時もありましたし、見え方が慣れれば大丈夫かなと思います」と問題なしで、守備でもチームに貢献していく。

 独自調整で盤石の準備を行い、2025年を最高のシーズンにする。 (木下 大一)

 ≪近藤、負傷の経過≫

 ▼9月16日 オリックス戦(京セラドーム)で二盗を決めた際に右足首を捻挫し、途中交代

 ▼同17日 出場選手登録から外れる

 ▼同18日 福岡県内の病院で検査し、右足首の捻挫と診断される

 ▼同23日 リーグ優勝を決めたオリックス戦(京セラドーム)に松葉づえ姿で歓喜の瞬間に立ち会う

 ▼10月16日 日本ハムとのCSファイナルS第1戦に「5番・DH」で出場。翌17日の第2戦で2ランを放つなど、3戦合計で打率.545(11打数6安打)、1本塁打、3打点と活躍

 ▼同26日 横浜との日本シリーズ第1戦に代打で出場。敵地ではDHが使えず、翌27日の第2戦は出番なし

 ▼11月3日 敵地での日本シリーズ第6戦に「5番・左翼」で強行出場。2安打を放つもチームは敗れ、日本一を逃す

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