久保凛、近畿高校駅伝1区で区間2位 6キロ激走で2区へとタスキをつなぐ

近畿高校駅伝の1区を走る東大阪大敬愛の久保

　◇第40回近畿高校女子駅伝（2024年11月24日　南あわじ市おのころ島神社前発、南あわじ市立三原中学校着の5区間21・0975キロ）

　午前10時40分にスタートし、800メートル日本記録保持者で東大阪敬愛の久保凛（2年）は1区（6キロ）を走り、19分50秒の区間2位でタスキをつないだ。

　淡路島で行われたレースで大阪府予選と同じ1区を担った。ラストは前を行く立命館宇治の佐藤ゆあ（3年）を必死に追い、1秒差で2区へとつないだ。近畿高校駅伝1区の区間記録は田中希実（西脇工）の18分51秒となっている。

　7月の競技会で日本女子初の2分切りとなる1分59秒93をマークし、19年ぶりに女子800メートルの日本記録を更新した久保。10月12日の国民スポーツ大会を制してから、駅伝シーズンへと切り替えてきた。

　今月2日に行われた全国高校駅伝大阪府予選でも1区を担い、区間2位の19分42秒。先着された大阪薫英女学院にそのままレースを制されて大阪府代表の座を逃し「1区の自分から後ろとしっかり差をつけて…と思っていた。その走りができなかったのがとても悔しい部分です」と話していた。

　ただ、今大会で府県代表を除いた最上位となれば地区代表として都大路への切符を得られるため「次は近畿駅伝で優勝を目指して頑張っていきたい」と決意を新たにしていた。