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【クイーンズ駅伝】JP日本郵政グループが4区で奪取! 新加入のカロラインが快走

スポニチアネックス / 2024年11月24日 13時47分

神村学園時代の全国高校駅伝でのカリバ・カロライン

 ◇クイーンズ駅伝 第44回全日本実業団対抗女子駅伝(2024年11月24日 宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台=6区間42.195キロ)

 インターナショナル区間の4区(3.6キロ)はJP日本郵政グループのルーキー、カリバ・カロラインが首位に立った。昨年の全国高校駅伝で鹿児島・神村学園を優勝に導き、チーム初の外国人選手として今年4月に加入。資生堂と3秒差の2番手からスタートしてすぐにトップに立つと、区間3位の11分13秒で2番手に浮上してきた積水化学に22秒差をつけた。3番手にはパナソニックが浮上し、4番手に資生堂が続いた。区間賞は10分59秒を出した豊田自動織機のヘレン・エカラレだった。

 1区(7キロ)では前回女王・積水化学の田浦英理歌が区間賞を獲得。残り1キロでスパートした天満屋の吉薗栞を粘り強く追い、21分46秒の同タイムながら着差がついた。2区(4.2キロ)では積水化学のパリ五輪5000メートル代表・山本有真が、昨年の自身の区間記録を17秒更新する12分56秒で2番手のJP日本郵政グループに17秒差をつけた。

 レースが動いたのは最長の3区(10.6キロ)。JP日本郵政グループの広中璃梨佳が、3キロでトップの積水化学に並び中間点で前へ出た。さらに、30秒差の4番手から出た資生堂のパリ五輪1万メートル代表・五島莉乃が2人を猛追。2番手に浮上すると、ケガからの復帰で今季初レースとなった広中に7.9キロで追いつき、一気に抜き去った。トップでたすきリレーし、JP日本郵政グループが3秒差の2番手、積水化学が9秒差の3番手に続いた。

 24チームが参加して女子駅伝日本一を決める大会は、積水化学に対してJP日本郵政グループ、資生堂、第一生命グループなどが挑む構図とみられている。積水化学は全6区間のうち5区間が前回と同じメンバーで、全員が日本代表経験者という強力布陣で史上9チーム目の2連覇を狙う。

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