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師匠の佐渡ケ嶽親方も感無量「父として師匠としてうれしい」

スポニチアネックス / 2024年11月24日 20時8分

琴桜と師匠の佐渡ケ嶽親方

 師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇・琴ノ若)は琴桜の初優勝を自分の車のモニターで観戦しうれし涙を流した。

 「うれしいかぎり。巡業とか場所前の稽古がしっかりできた。稽古しながら鍛えて大きくなって自信につながった」と愛息の初優勝に感無量だった。

 鎌谷家としては横綱の先代琴桜が1973年7月の名古屋場所で優勝して以来なんと51年ぶりの悲願達成。「私が手が届かなかった賜杯をつかんでくれて親として師匠としてうれしい。先代も喜んでくれているはず」と目を細めた。場所中に亡くなった元横綱の北の富士さんにいい報告ができた。師匠は北の富士さんが「強くなったな」と琴桜を褒めてくれたことを思い出したという。さらにこの日の朝、福岡市東区の宿舎にはうぐいすの鳴き声が響いていた。「稽古やってるときも私が場所にいくときも鳴いていた。なにかいいことがありそうだ」と予感していた。それが吉兆となった。

 来場所は初の綱獲り。「琴桜本人も先代と並ぶのが夢。そこへ向けていると思う」と「横綱・琴桜」復活を目指す。

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