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黒虎「ダイナマイト打線」大阪タイガース時代をモチーフに特別ユニ 来季8月京セラ主催5試合で

スポニチアネックス / 2024年11月25日 5時16分

2010年、ブラックユニホームで勝利し、タッチをかわす阪神ナイン

 阪神が球団創設90周年を迎える来季、8月の京セラドームでのホーム主催5試合で、「ダイナマイト打線」を擁した大阪タイガース時代をモチーフにした上下黒の特別ユニホームを着用することが24日、分かった。

 初代「ミスター・タイガース」の藤村富美男らを中心に強打を誇った「ダイナマイト打線」が猛威をふるっていた1948年~49年に“黒ユニホーム”を使用(実際は紺色)。これまでイベントや交流戦などで2010、11、17年と3度復刻されているが、球団関係者によると今回は「復刻ではなく新しい(黒の)ユニホーム」となり、恒例イベント「ウル虎の夏」に続く新たな夏の風物詩として「黒」が入ったイベント名も冠される予定だ。

 復刻版でなくても、「黒」は猛打爆発の吉兆カラー。「グレートセントラル~オールド・ユニホーム・シリーズ~」として復刻ユニホームを着用した10年は、8月17日からの横浜3連戦では3試合連続2桁得点をマークして3連勝すると、同25日の広島戦では球団最多の1試合22得点で快勝した。計6試合で4勝2敗、1試合平均10得点。元祖「ダイナマイト打線」ばりの爆発力を見せた。

 今季の485得点はDeNA、ヤクルトに次ぐリーグ3位。黒ユニホームに初めて袖を通すことになる佐藤輝、森下ら新生タイガースの象徴が「令和のダイナマイト打線」形成へ、真夏に快音連発となるか。“黒虎の夏”でV奪回へ勢いづく。

 ▽阪神の黒虎ユニホーム 48、49年着用のデザインを10年8月、61年ぶりに復刻。17~19日の横浜3連戦では、18日にブラゼルと林威助(リン・ウェイツゥ)の2本、鳥谷1本の5本塁打で11得点など3試合連続の2桁得点。25日広島戦では球団記録の22得点と、着用した6試合で60得点、4勝2敗と猛打を振るった。翌11年の交流戦主催試合と、17年5月23~25日の巨人3連戦でも新たにアレンジした「黒虎」を着用しているが、11年が29得点、5勝7敗。17年が7得点、1勝2敗だった。

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