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日本郵政グループ 4年ぶり4度目V 5区エース対決で鈴木が首位守り積水化学振り切る

スポニチアネックス / 2024年11月25日 4時35分

<クイーンズ駅伝>チームメートに胴上げされるJP日本郵政グループ・太田(撮影・藤山 由理)

 ◇クイーンズ駅伝 第44回全日本実業団対抗女子駅伝(2024年11月24日 宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台=6区間42.195キロ)

 日本郵政グループが2時間13分54秒で4年ぶり4度目の頂点に立った。エース級の集う5区を任された東京五輪マラソン代表の鈴木亜由子(33)が、積水化学の新谷仁美(36)との競り合いを制してリードを守り、流れをつくった。2連覇を狙った積水化学は2時間14分21秒で準優勝。3位には、しまむらが入った。

 エース対決を制したのは日本郵政グループだった。5区の鈴木が首位でたすきを受け、1万メートル日本記録保持者の新谷が22秒差で追いかける展開。4キロ過ぎにリードを許したが、ラストスパートで振り切り、首位を守った。勝利への流れをつくったチーム1期生で10年皆勤出場のベテランは「とにかく気持ちで負けないと思って走った」と振り返った。

 4度の優勝を全て知るが「今回はチームの成熟度が違う」と言う。自身はパリ五輪マラソン代表を逃し、心機一転のレース。「みんながいろいろなものを乗り越えた。この駅伝をより大事に走った」と思いを代弁した。目標は来年9月に東京で行われる世界選手権のマラソン代表。「これをステップに頑張りたい」と前向きに語った。

 《2区で区間新も…24歳山本悔やむ》優勝候補本命の積水化学は序盤のリードを生かせなかった。パリ五輪5000メートル代表の2区・山本が区間新で区間賞を獲得するなど好スタートを切ったが、3区・佐藤で3位まで後退。日本郵政グループを捉えきれなかった。24歳の山本は「まだまだもっと自分が離すべきだった。現実を受け入れられない。年長の方々に頼りすぎた」と反省し「来年、自分が長い区間を走って貢献できるように成長したい」と語った。

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