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12・21静岡 メキシカン対決のIBF世界Sフライ級王座決定戦を実施 興毅氏「初めてのチャレンジ」

スポニチアネックス / 2024年11月25日 15時49分

会見に臨んだ(左から)亀田興毅氏、亀田京之介、レネ・カリスト、健文トーレス、亀田和毅

 ボクシングイベント「3150×LUSHBOMU」を手がける元世界3階級制覇王者の亀田興毅プロモーターが25日、大阪市内で会見し、12月21日にツインメッセ静岡北館で開催する「3150×LUSHBOMU vol.3」の追加カードを発表した。

 興毅氏自身の「初めてのチャレンジ」としてメキシコ選手同士による世界戦を用意した。IBF世界スーパーフライ級王座決定戦で、TMKプロモーションと契約している同級4位レネ・カリスト(29、23戦全勝5KO)が同級3位ウィリバルド・ガルシア(34、22勝13KO5敗1分け)と対戦する。同王座は大みそかに井岡一翔の挑戦を受けるWBA同級王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)が返上し空位となった。また、IBFは決定戦を実施しない限り1、2位を空位とする方針で現在のランク最上位2人による試合だ。

 元世界2階級制覇王者でIBF世界フェザー級1位の亀田和毅(33)がカリストをサポートしている。和毅が10代でメキシコに渡り拠点を置いたジムで出会った。そこで掃除のアルバイトをしていたカリストにボクシングを勧めグローブやシューズなど用具一式を提供し、それから交流が続いた。16年12月のデビューから23戦全勝で世界戦に臨むカリストは「チャンスをいただきうれしく思う。勝ってチャンピオンになりたい。相手はどんどん前に出てくるファイターで、しっかり対応したい」と意気込んだ。和毅は「18歳の頃に出会って。(カリストの)デビュー当時からサポートして思い出はいっぱいある。すごく真面目。世界戦までいってシンデレラボーイや」と活躍を喜び、今回の快勝を期待する。

 8月に国内復帰戦で勝利した健文トーレス(37=TMK、15勝10KO5敗)はナッタポン・ジャンケーウ(28=タイ)と対戦する。5月にフィリピンで元世界王者、当時WBO世界バンタム級1位のレイマート・ガバリョを初回TKOで破った。その興行のメインイベントでマーロン・タパレスに初回KO負けを食らったのがナッタポンだという。健文トーレスは「どうやって倒すかイメージはできている。前半で決着させる」と早い回のKOを予告。「1試合1試合が世界チャンピオンという目標を達成するためのテストマッチ。描いたイメージ通りに決着させたい」と意気込んだ。

 亀田3兄弟のいとこ、IBF世界フェザー級15位の亀田京之介(26=TMK、14勝8KO3敗)はアンジェロ・ベルトラン(23=フィリピン)と対戦する。世界ランク入りを果たし「もっとやらなアカンと思う。盛り上がる試合にしたい。1ラウンドでKOします」と語った。

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