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西田五段 永瀬九段との王将戦挑決プレーオフ敗れるも、今期は「出来過ぎ」

スポニチアネックス / 2024年11月25日 20時21分

<王将戦挑戦者決定リーグ戦プレーオフ 永瀬拓矢九段・西田拓也五段>西田五段(左)を破り挑戦権を獲得した永瀬九段(撮影・沢田 明徳)

 将棋のALSOK杯第74期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)挑戦者決定リーグのプレーオフが25日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、西田拓也五段(33)が永瀬拓矢九段(32)に敗れた。

 リーグ初参戦ながら5勝1敗でプレーオフ進出を決め、リーグの台風の目となった西田。タイトル初挑戦は逃したが「出来過ぎです」と今期を振り返った。

 先手西田の三間飛車に対し、後手永瀬は穴熊を選択。にらみ合う展開が続いたが、永瀬の72手目△4四銀を見て「見えてなかった。それまでは指せていると思っていた」と語った。自らの攻め筋を封じられ、さらに78手目△9八馬と香を取られた手も「軽視していた」と反省。持ち駒にされた香を攻めに使われ、馬の働きも抜群に。ジワジワと形勢を離された。

 残留を決めた西田は、来期に向け「またチャンスがある。頑張りたい」と意気込んだ。

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