大森一樹監督の“遺作”を世に 生前に企画「幕末ヒポクラテスたち」 佐々木蔵之介主演で映画化
スポニチアネックス / 2024年11月26日 6時2分
2022年に亡くなった映画監督の大森一樹さん(享年70)が生前に進めていた企画「幕末ヒポクラテスたち」が、佐々木蔵之介(56)の主演で映画化される。
大森監督の母校である京都府立医科大の創立150周年記念作品。19年に西岡琢也氏による脚本の第1稿が上がり、大森監督のメガホンで当該年の22年に公開予定だったが、20年のコロナ禍で撮影が延期。その後、大森監督が他界したため企画がストップしていた。その遺志を同じ京都出身の佐々木、助監督を務めていた緒方明監督(65)が引き継ぐ。
稲垣浩監督の「ふんどし医者」(60年公開)が原案。天然痘やチフスが流行した幕末の京都で、当時は珍しかった蘭方医の大倉太吉が身分や貧富の差に関係なく人々の命を救うことに奔走する姿を、それを支えた家族の愛を描く。
このほどクランクインし、東映京都撮影所や府内各地でロケを敢行。佐々木はドラマ「医龍」など現代劇で医師役の経験はあるものの、時代劇、蘭方医は初挑戦で「私の地元・京都が舞台の幕末時代劇。動乱の時代、己の命を賭して奮闘する医師たちの物語を、ぜひご覧ください」と意欲的に打ち込んでいる。
緒方監督は「愛すべき映画の師であり兄貴分だった永遠の映画青年・大森一樹はとんでもない置き土産を残した。この宿題をスタッフ、キャスト一丸となって解いている」と苦笑い。「“あとは頼んだでえ。ちゃんとオモロいの撮れやあ”という声が、現場に聞こえてきそうだ」と奮闘している。
大森監督は、自身の経験を基に医大生たちの苦悩や葛藤を描いた80年の青春群像劇「ヒポクラテスたち」で高い評価を得た。同作で見いだされ主要キャストに抜てきされた内藤剛志(69)、柄本明(76)が共演。太吉の妻を真木よう子(42)が演じる。
時代劇のヒポクラテスたちが、令和にどのような形でよみがえるか注目だ。公開は26年初夏の予定。(鈴木 元)
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