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退団表明の田中将 楽天と決裂したのは「気持ちの部分」球団から期待の言葉も「素直に受け取れなかった」

スポニチアネックス / 2024年11月26日 13時3分

田中将(中央)の囲み取材には多くの報道陣が集まった(撮影・木村 揚輔)

 今月24日に自身のYouTubeで楽天からの退団を表明した田中将大投手(36)が26日、本拠の楽天モバイルパークで取材に応じた。

 今オフの球団との交渉は「実質1回ですね」とした上で「15分くらい話した」と明かした。「(楽天の球団シニアディレクター)石井(一久)さんとお会いしたのは、その1回だけですね。球団に自由契約の意思を伝えた時はいらっしゃいませんでした」と説明した。

 その中で球団から減額制限を大幅に超える金額を提示された際の印象として「結果が出なければ下がる。ダメだと思われればカットされる」と理解を示しつつ、「提示を受けた時に個人的にはもう期待はされていないんだな。最適な言葉がなかなか思い浮かばないですけど、これはもうちょっと出て新しいところでやる、求められているところでやるのが自分にとって一番」と決断したという。さらに「それがもう評価だと思う。オファーをいただいたっていう事実はありますけど、個人的にはもう実質、居場所はないんじゃないかっていうぐらいの。直接そんなことは言いませんよ。言わないですけど、受け取る側としてはそう受け取りました」と本音を吐露した。

 年俸についても「お金だなんだっていう論調も流れていますけど、1つ思い出していただきたいのは、そもそも21年、イーグルスに戻ってくるタイミングの時に、それ以上のオファーを蹴って戻ってきている。イーグルスから出されたオファーよりも上のオファーは事実としてあった」と大リーグ球団から楽天以上のオファーがあった中で楽天を選んで日本でのプレーを選んだことを強調。その上で「そこをもう一度思い出していただきたいなっていうところあります。とにかく期待をかけてもらって、やりがいを感じるところでやりたいっていうのが一番です」と話した。

 石井SDからの言葉については「提示があったので、その提示があった流れで来季も戦力としてという言葉は一応いただきました」としつつ「やはりいろんなところで、こちらとしてはそういう風には素直には受け取れなかったんです」と説明。金額がプロ選手としての評価になる部分もあるが「それはもちろんありますけど、でも何度も最初から言ってるように、金額で全部選択してるわけじゃない。気持ちの部分で。この言葉がまた正しいのかわかんないですけど、やりがいというところを素直に感じられなかったというか、受け取れなかったです」と説明した。

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