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ボクシング全日本選手権開幕 空手世界2位の駒大1年・高田らが初戦突破 競技歴約2年で初V目指す

スポニチアネックス / 2024年11月26日 19時17分

判定勝ちで初戦を突破した高田

 ◇ボクシング全日本選手権第1日(2024年11月26日 東京・ひがしんアリーナ)

 アマチュアボクシングの日本一を決める全日本選手権が26日、東京・ひがしんアリーナ(墨田区総合体育館)で開幕した。

 男子ウエルター級では高田成之介(駒大1年)が浜田実來(法大)に4―1判定勝ち(30―27×4、28―29)し、28日の準々決勝へ進出。接近戦にやや苦戦しながらも、右をあわせてポイントを稼いだ。「駒大の名を背負って戦うプレッシャーを感じてしまった」と苦笑しながら「とりあえず初戦を勝つことが目標だったのでよかった。天狗にならず一戦一戦戦っていきたい」と胸を張った。

 愛媛・新居浜市出身の高田は、4歳から始めた空手では小学校時代に世界2位に輝いた実績を持つ。団体競技に憧れ、中2から高1まではサッカー部に所属も、同じ出身地で、プロボクシングの名門・帝拳ジムに所属する鈴木丈太朗(23)らに誘われ高2からボクシングに転向。昨年の全国高校選抜ではウエルター級3位入賞。駒大進学後は今春の関東大学リーグ戦に3戦出場するなど、競技歴約2年半ながら着実に成長を続けている。

 28日の準々決勝は八木大河(農大)との対戦。一度スパーリングで手合わせしたこともあり「遊ばれた感覚だった。次は何とかやり返したい」と雪辱の機会をうかがう。卒業生の若谷豪(愛媛県競技力向上対策本部)や西山潮音(宮崎県スポーツ協会)は昨年の全日本選手権で優勝しており「憧れの先輩方のように自分も全日本を獲りたい。次戦以降は相手も強くなると思うので、自分の実力を発揮して勝てるように頑張りたい」と見据えている。

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