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巨人・坂本「大山君、来て」FA権行使の阪神主砲にラブコール 来季1億円減も単年勝負で正三塁手争い

スポニチアネックス / 2024年11月27日 5時33分

契約更改を終え会見に臨んだ坂本(撮影・郡司 修)

 巨人・坂本勇人内野手(35)が26日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1億円減の年俸5億円で単年契約を結んだ。阪神から国内フリーエージェント(FA)権を行使し、球団が獲得を目指している大山悠輔内野手(29)にラブコールを送った。

 常勝軍団で長く主軸を担ってきたプライドがあるからこそ、ためらいなどなかった。球団が進めるFA補強について問われた坂本はよどむことなく言った。

 「当たり前のことだと思う。ジャイアンツは常に勝たないといけないチーム。僕もそこで、ずっとレギュラーを張ってきた自負もある。大山君はいい子なので、来てほしいなと思います」

 三塁に本格転向した今季はゴールデングラブ賞を獲得。過去5度同賞に輝いた遊撃から移っても存在感を示した。大山は、その新たな“主戦場”のライバルになり得る存在。23日に「世紀の大FAの先駆者になってほしい」と訴えた阿部監督に呼応するようにラブコールを送った。

 全ては12年を最後に遠ざかる日本一の栄冠をつかむためだ。18年目の今季は不振で2軍調整を経験するなど打率・238、7本塁打、34打点。終盤こそ勝負強い打撃で4年ぶりリーグ優勝に貢献した一方、CSファイナルステージでDeNAに敗退し、日本シリーズに進めなかった。

 「こんなにうまくいかないことってあまりなかった。凄く考えさせられたシーズン」

 今季で6年契約を終え、1億円減俸の年俸5億円の単年で契約を更改。13年ぶりの減俸にも「ダウンは当たり前。年齢的にも厚かましく複数年にしてくれとも言わなかった。一年一年が勝負」と納得してサインした。

 オフは恒例の沖縄自主トレ。「今まではオーソドックスなトレーニングが多かったけれど胸郭や背骨の動きを出しながら」と新たな取り組みも始めた。

 通算2500安打まで残り85、300号まで残り5。「普通に来年、達成しないといけない数字。個人的な目標はあまりないけれど、さらに野球がうまくなりたいというのはずっと変わらない。もう一度、もっと野球がうまくなれるように」。向上心は誰にも負けない。(青森 正宣)

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