斎藤知事とPR会社の“口頭契約” 選挙プランナー戸川大冊氏「契約書をつくって記録を残すのが一般的」

フジテレビ社屋

　行政書士で選挙プランナーの戸川大冊氏が27日、フジテレビの情報番組「めざまし8（エイト）」（月～金曜前8・00）で兵庫県知事選で再選を果たした斎藤元彦知事（47）をめぐる公選法違反の疑いについてコメントした。

　知事選で斎藤氏を支援したPR会社の経営者が、文章や写真などを公開するサービス「note」上で、斎藤氏の選挙戦でSNS戦略を提案。「広報全般を任された」などとつづった。公選法では選挙活動で報酬を支払える対象は事務員や車上運動員、手話通訳者らに限定されている。

　斎藤氏は、取材に対し「私としては、公職選挙法に違反する可能性はないと認識しています」と疑いを否定。PR会社へは「製作費として70万円ほど支払っています」と述べた。また、PR会社との契約が口頭契約だった理由については「代理人の弁護士に対応を任せているので、そちらから確認していくことになると思う」と答えた。斎藤氏の弁護士は、PR会社に依頼したのはポスター等の作成など5名目だとしている。

　戸川氏は、斎藤氏とPR会社の契約が口頭契約だったことについて「法的な義務はないが、後で違反を疑われないよう身を守る意味で契約書をつくって記録を残すのが一般的」とコメントした。