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朝ドラ「ばけばけ」夫役・トミー 日本で驚いたのは「ゴミ」のマナー「イギリスではそんなことできない」

スポニチアネックス / 2024年11月27日 13時23分

25年後期連続テレビ小説「ばけばけ」で夫婦を演じるトミー・バストウ、高石あかり

 NHKは27日、2025年度後期の連続テレビ小説「ばけばけ」の出演者発表会見を行い、ヒロイン・松野トキの夫で、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)がモデルとなったヘブン役を発表した。1767人の応募者の中から、イギリス出身の33歳、トミー・バストウが選ばれた。日本のドラマに出演するのは初めて。取材に応じ、日本への思いを語った。

 トミーは2008年、「ジョージアの日記/ゆーうつでキラキラな毎日」でメジャー映画に初出演し、イギリスで俳優としてのキャリアをスタート。2018年からアメリカにも活動を広げ、2024年エミー賞受賞ドラマ「SHOGUN 将軍」にて、マルティン・アルヴィト司祭役を演じ、一躍注目を集めた。10年間ほど「独学」で日本語を学んでおり、日本語が堪能だ。

 ヒロイン役の女優・高石あかりとは、この日が初顔合わせ。高石はトミーについて「スタッフのみなさんから、“誰もがトリコになるような人です”と聞いていました。少し前にお会いしたのですが、本当に明るく優しい方」と、その印象を語った。

 10月に来日し、現在は日本語学校で勉強中。過去に5回ほど来日経験があるといい、日本の思い出を問われると「イギリスに比べたら、日本はみんな親切」と笑顔。「僕が日本語を少しだけ話せたら、すごく応援してくれました」と笑顔を見せた。

 また、「(街に)ゴミ箱がないけど、日本人はみんな家に持って帰る。イギリスではそんなことは全然できない」と、出先でのゴミを巡るマナーの良さに驚いた様子だった。

 トミーは、1767人の応募者の中から、オーディションで選ばれた。オーディションは海外でも行われ、国内は246人、海外からは1521人(アメリカ1352人、イギリス149人、オーストラリア・ニュージーランド20人)が応募。「マッサン」のオーディションでは国内232人、海外289人の521人で、約3倍の応募者となった。

 朝ドラ通算113作目の同作は、「怪談」などを記した明治時代のアイルランド人英語教師ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の妻・小泉セツをモデルに、夫婦の絆を描く。原作はなく、フィクションとして再構成。脚本はNHKドラマ「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」などを手掛けたふじきみつ彦氏。撮影は島根・松江で来春開始する予定。

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