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泉堅太郎、「カブキロックス」氏神一番らが最後の俳優座公演 氏神は西田敏行さんとの俳優座での思い出語る

スポニチアネックス / 2024年11月27日 18時25分

舞台衣装で取材に応じる(左から)保田賢也、えまおゆう、泉堅太郎、氏神一番

 俳優の泉堅太郎(57)が27日、東京・俳優座で出演する舞台「志士たち」(12月1日まで)の初日を迎えた。

 幕末を舞台吉田松陰の遺志を受け継いだ久坂玄瑞、井上聞多(馨)、高杉晋作、桂小五郎(木戸孝允)、伊藤俊輔(博文)の魂のリレーを、主役を置かずに描く。全編でプロジェクションマッピングを活用した新感覚の時代劇となっている。泉は演出を手がけ、高杉を演じる。

 上演される俳優座は来年閉館が決まっている。最後の公演に臨む泉は「俳優座でやり始めて12年がたつ。最後なので本格的な時代劇をやろうと思った。笑いは一切なし。俳優座に呼ばれるまでには20年かかった。難しいものにチャレンジしないと、僕を育ててくれた俳優座に対して失礼」と真摯(しんし)な姿勢で意気込んだ。

 本作には「カブキロックス」の氏神一番(65)も勝海舟役として出演している。今回は初めて代名詞の白塗りではなく、素顔が公演ポスターに掲載された。「還暦過ぎてから白塗りを取ってドラマなどに出ているが、気づかれていない。多分今回も気づかれない。バンドも楽しいが、お芝居も楽しんでいるということを皆さんに知って欲しかった」とポスターに込めた思いを明かした。

 氏神にとって俳優座は今年10月に亡くなった西田敏行さんとの思い出の地でもある。「西田さんからは“とりあえずかぶいていきなさい。人と一緒のことはしなさんな”と、凄くいい助言をもらいました」と故人をしのんだ。

 会見にはえまおゆうと元水球リオ五輪日本代表で俳優の保田賢也(35)も出席した。

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