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バスケ日本代表・渡辺雄太 八村塁について言及「悪者は1人もいません」「塁と対立する気はない」

スポニチアネックス / 2024年11月28日 13時49分

<Bリーグオールスターゲーム出場選手発表会見>八村塁の発言に関して私見を語る渡辺雄太(撮影・西尾 大助)

 バスケットボール男子Bリーグの千葉Jに所属する渡辺雄太(30)が28日、日本バスケットボール協会の姿勢や男子日本代表の強化方針、コーチ選定などを批判したNBAレイカーズの八村塁(26)に言及した。

 都内で開催されたBリーグオールスター出場選手発表会後、渡辺は「塁が前回の試合後にいろいろ発言して、それが変な方向に行ってしまっている。憶測が憶測を呼んで事実でないことが報道されている」と語った。

 八村が批判していた男子日本代表のトム・ホーバス監督について、「八村選手とホーバス監督の関係があまり良くなかった。それは事実としてある」と明かし、その原因について「きっかけは(23年の)W杯後、ホーバス監督の発言が変な形で切り取られて、それを目にした塁が怒ったのがそもそもの始まり」と説明した。

 また関係悪化の一因として、NBAのシーズン中は八村がプレーに集中できるよう代理人が間に入るため「常に2人以上、間に人が入ってる状態でいいコミュニケーションはとれるわけはない」と指摘。八村と連絡を取っていることを明かし、八村とホーバス監督の関係改善に貢献する姿勢を示した。

 「(対立の)きっかけは、まずそこでしたっていうところで。だから悪者は1人もいませんよ、ということをまず皆さんにお伝えしておきたかった」と強調。

 さらに「塁にも連絡を取ってまして、塁に対して僕なりの意見をメディアの前で話させてらう、といことも言ってます」と今回の発言について、事前に八村に話していたことを明かした。「別に塁と対立だったりとか、そういうことをする気はないっていうのを彼に伝えた。彼からも”それはもちろん大丈夫です”ということを連絡いただいてる。渡辺対八村みたいな構図を作るのだけは、もう絶対やめてもらいたい」と話した。

 レイカーズの八村は13日の試合後の記者会見で、日本協会の姿勢をビジネス優先とし、日本代表活動の在り方に苦言を呈した。

 さらに23日には日本バスケットボール協会について「プレーヤーファースト(選手第一)の精神が見られない。そういう方針の日本代表ではプレーしたくないし、そういう団体とはやりたくない」と改めて不信感を口にしていた。

 また、男子代表のトム・ホーバス監督についても「練習のやり方、ミーティングも世界レベルではないんじゃないかと思う」と率直に述べた。「日本協会の上の人たちが世界レベルのコーチを選んだという話をしていたが、そもそもその人たちが世界を見たことがない。おかしいのではないか」と手腕や選考過程も疑問視。今の代表には「今までにないぐらいのメンツが集まっている」とし、「僕らの若い世代が出てきたから(昨年の)W杯でも勝てた。新しい監督が来て、その監督のおかげだというのもおかしいと思う」と語っていた。

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