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アンジュルム川村文乃が卒業公演 芸能活動終了も「皆さんの心の中で輝き続ける一等星になりますように」

スポニチアネックス / 2024年11月28日 22時2分

<ANGERME10周年記念 川村文乃卒業記念ライブ>特別衣装でパフォーマンスする川村文乃(撮影・五島 佑一郎)

 ハロー!プロジェクトのアイドルグループ「アンジュルム」の川村文乃(25)が28日、東京・日本武道館で卒業公演を行った。秋のコンサートツアーの最終公演でもあり、約1万人のファンの前で全24曲を披露し有終の美を飾った。

 セットリストは川村が最後に披露したい曲をベースに構成。ソロで披露した「夢見た 15年」はアイドルとして過ごした15年を支えてくれたファンへ感謝を伝えるための選曲となった。衣装にもこだわった。卒業衣装にはメンバーカラーのライトパープルとキラキラを中心に、魚をモチーフにした装飾など自身の大好きな要素を詰め込んだ。背中の大きなリボンには「今までの想い出をギュッと結んで、背中を押して欲しい」という気持ちが込められていた。

 アンコールではその衣装に身を包んで登場し「夢が詰まったアイドル生活も終わろうとしています」とあいさつ。2009年にデビューし16年にハロプロ研修生に。17年にグループに加入し、19年からはサブリーダーを務めてきた。メンバーの移り変わりも経験してきたが「アンジュルムとしての熱い部分はずっと変わらず、努力できる環境や状況が幸せでした」。全力で泳ぎ続けたアイドル人生に「唯一無二で、カラフルで、キラキラで、面白くて、頑張って良かったと思ってます」と充実感をにじませた。

 そしてファンへの感謝も述べた。何度も逃げ出したくなったことがあったものの、そのたびにファンからの愛に包まれ救われていたという。「皆さんから頂いた愛はお金を積んでも手に入らない大切なもの」と表現し「世界中のアイドルの中から川村文乃を見つけてくれて応援してくれて愛してくれて本当にありがとうございました」と語った。そして「川村文乃という存在が皆さんの心の中で輝き続ける一等星になりますように」と願いを込めた。

 高知県出身で「1級マグロ解体師」の資格を所持していることも大きなアピールポイントだった。これまでマグロの解体イベントなども行っていただけに「皆さんの日常の中でカツオやマグロを見かけたら私を思い出す瞬間があったらうれしいです」と川村らしいメッセージも飛び出した。

 メンバーたちも一人一人が時には涙を流しながら川村へ思いや感謝の言葉を伝えた。グループの卒業にともない芸能界活動も終了となる川村。ライブ中は涙ぐむ場面もあったが、最後はキラキラとした笑顔で表舞台を後にした。

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