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新潟・谷口 J1残留&8試合ぶり勝利へ先制弾決める 今季チーム最多10得点

スポニチアネックス / 2024年11月29日 4時3分

ダイナミックにゴールに迫り得点を狙う谷口

 J1新潟はあす30日にホームでG大阪と戦う。チーム得点王のFW谷口海斗(29)が、総失点がリーグで2番目に少ない堅守のG大阪からゴールをこじ開けようと燃えている。チャンスを逃さないダイナミックな攻撃を意識し、先制点を奪って残留を決める。

 J1残留、8試合ぶりの勝利、松橋監督体制でG大阪からの初白星と、ホーム最終戦に勝てば手に入るものは多い。そのために必要不可欠なのがゴール。現在10得点の谷口は「ゴールがあってのスタイル。うまくゴールを奪うためのプレーをもっと求めていかないといけない」と果敢に仕掛けていく重要性を口にした。

 G大阪の総失点は34。リーグ最少の町田の31に次ぐ2位で、1失点以下は28試合とリーグ最多。複数失点をしないのが特徴で、勝つためには先制点が大きな鍵を握りそうだ。

 新潟は被先制試合数が22とリーグで最も多い。ボール保持に意識が向き過ぎて得点できず、先取されて苦しい試合になることが多かった。思い切りのいいシュートが武器の谷口は、多少距離があっても自分の感覚を信じて狙うのが良さだったが「ちゅうちょして今(シュートを)打ったらボールを失ってしまうとタイミングを悩んだ時もあった」と振り返る。

 それでもゴールへの意欲を持ち続け、意識を変えることに成功した。2、3月度のJ1月間ベストゴールにも選ばれた開幕戦の右足ボレーに代表される「振り抜く」イメージを改めて刷り込み、自身初のJ1で2桁得点につなげた。

 その思い切りをチームに浸透させる。先制点を奪うため「チャンスのシーンで個人で仕掛けるのも、もっと(後ろから)出てくるところも必要。速攻も遅攻も交ぜながら、最初の選択肢をゴールにつなげる意識でやりたい」と試合開始から攻撃的姿勢を貫く。

 リーグ戦では9月の湘南戦以来ゴールから遠ざかっているが、2日のルヴァン杯決勝ではダイナミックなヘディングを決めており、感覚はいい。「失点を抑えるのもそうだが、攻撃でより得点を多く取ることが大事」。チームでゴールネットを最も揺らしてきた男が得点で残留に導く。

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