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元TBSアナ笹川友里、初の著書発売 「無知を吐露すること」大切 局アナ時代の経験生かし前向くコツ紹介

スポニチアネックス / 2024年12月1日 5時5分

初の著書を発売する笹川友里

 元TBSアナウンサーで起業家の笹川友里(34)の初の著書「ポジティブマインドセット プラス15%の前向きさで人生を好転させる方法」(KADOKAWA)が、あす2日に発売される。悩んでいた20代の頃の経験談を交え、前向きになれる75項目のコツを紹介する一冊だ。

 例えば「反省も大事だけど一度反省ごと捨ててみる」。局アナ時代は失敗にへこむことも多かったが「翌日も生放送はやってくる。くよくよせずに状態を良くすることを優先した方がパフォーマンスも良くなる」と振り返った。ほかにも「仕事や利害の関係がなく、“疲れました”と気兼ねなく言える相手の存在は非常に大切」と唱える「いろんなところに油を売りに行く場所をつくっておく」という項目などがある。

 女子アナとして華やかな毎日を送っていると見られていたが、常にもがいていた。総合職で入社し、アシスタントディレクターとして働いた後にアナウンサーとなった異色の経歴の持ち主。注目を集める存在だったが、バラエティー番組では芸人との絡みがうまくいかずに葛藤していた。

 行き詰まった時には渡辺和子さんの「置かれた場所で咲きなさい」など自己内省する本に多く触れていた。「逃げずに自分と向き合って悩んで、答えも明確には出なかった」。そんな日々は「しんどかった」というが「その悩んだ期間があったから、今こうして自分を理解できるようになったと思います」と確かな糧になっている。「お世話になっていたマインドセットの本を34歳になって自分が出すことになるとは」と笑みも浮かべた。

 2021年のTBS退社後、女性専用サウナ「Sauna Therapy」の経営に携わり、女性のキャリア支援をする「NewMe株式会社」を共同創業し、CCO(最高顧客責任者)を務めるなど新たな挑戦を続けている。その中で「無知を吐露すること」の大切さを痛感。局アナ時代は職業柄と高い理想に力み「知らない」と言えなかった。だが「よろいを脱いで無知を伝えた方が物事は進むんですよね」とすがすがしく語った。

 キャリア相談を受ける中で「悩まれる方は真面目で力み過ぎちゃう傾向がある」と分析。自身の過去も「真面目すぎた」と振り返り「20代、仕事をもっともっと楽しんじゃえばよかったって今になると思います」。だからこそ「女性に限らずに悩みを抱える方々が私の本を読んで、ちょっとだけ日常の考え方を変えて、未来の自分につながると信じて少しでも気楽に生きられるきっかけになれたら」と思いを込めた。

 ≪転職サービスのほかセミナーも開催≫女性のキャリア支援事業は、転職サービスを展開のほか、月に2~3本のイベントやセミナーを行っている。また、「全く手の届かないスーパーウーマン」ではなく「隣の部署にいる活躍してる先輩」「同じ部署のちょっと年次上のすごいすてきに生きている先輩」のような「まだ手が届かないけど、身近には感じられる」というロールモデルを集積し、発信も行っている。

 ≪コロナ禍ではまったサウナ≫サウナはコロナ禍にハマったという。75項目の中にもサウナが含まれており、良さを「サウナ後は1回頭を取り外す感覚になれる」と表現。「無になれて“細かいことは気にしないでどうにかなる”というマインドぶなれます。これが大事なんですよね」と話した。著書の中ではオススメの入り方も紹介している。

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