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DeNA日本一パレード 番長万感「本当に感動した」 ファン30万人が26年分の「おめでとう」

スポニチアネックス / 2024年12月1日 5時32分

大勢のファンの声援を浴びてパレードするDeNAナインを三浦監督も撮影(撮影・沢田 明徳)

 DeNAは11月30日、26年ぶり日本一達成を記念して「横浜DeNAベイスターズ日本一優勝パレード2024」を横浜市内で開催した。1・5キロの距離をパレードした沿道は約30万人(主催者発表)のファンで埋まって大熱狂。先頭のオープンカーに乗車した三浦大輔監督(50)は現役だった98年以来の体験に感謝を示し、選手らとともに至福の時を過ごした。

 感謝、感激、感涙、熱狂、紙吹雪。ファン30万人の表情を見届けた三浦監督は声を弾ませた。

 「本当に感動した。たくさんの方に“ありがとう”をいただき、涙を流している方もいた。一緒に戦ってもらい、日本一になれた。これがしたかった。感謝の気持ちで手を振りました」

 午前10時。横浜港を背にした横浜みなとみらい21地区の複合施設「横浜ハンマーヘッド」に汽笛が鳴り響き、「26年ぶり、凄く長く本当にお待たせしました」とあいさつしてパレードが始まった。

 オープンカー、オープンバス各3台に分かれて可能な限り速度を落とし、約1・5キロを1時間。しっかりと沿道の景色に目を配った。「いろんな顔が見えた。こんなに幸せなことはない」。遺影を掲げる人の姿も見つけた。26年の間に他界したファンもいる。「天国から見守ってくれているんだな」と感慨は深く、雲一つない「ベイスターズブルー」の空を見上げた。

 早朝には電車に乗って本拠地・横浜スタジアムの最寄りJR関内駅に降り立った。「何回か電車で来たことありますよ」とおどけ、「駅の雰囲気、球場周辺の雰囲気を見たかった」と人混みに身を任せた。それだけファンとともに日本一を勝ち取った思いが強い。三浦監督と同じ先頭車に乗った南場智子オーナー(62)も気持ちは同じだ。開会あいさつで「私たちはいつだって横浜の街に支えられています」と頭を下げ、「天高くから見守ってくださっている往年のファンの皆さまとも、一緒に盛り上がりたい」と続けた。

 98年11月の前回パレード。三浦監督は高卒7年目の24歳だった。空白を埋める至福の時間。夜には港付近のビルが青く染まり、沿岸から青い花火も打ち上げられるなど、横浜の街の祝福ムードが終わることはなかった。「この熱気と歓声をエネルギーに変え、来年こそはリーグ優勝から日本一になり、またここに戻ってくる」。リーグ3位からの「成り上がり日本一」から完全無欠の頂点へ。大切な思い出が増え、決意を強くした。(大木 穂高)

 ▽横浜の98年Vパレード 11月3日に行われ、横浜・赤レンガパークでの祝賀式典後の午前11時半、パシフィコ横浜前をスタート。ランドマークタワーや桜木町駅前、横浜市庁舎前を通り、横浜スタジアムまでの2.2キロを約1時間かけて進んだ=写真。横浜市消防局音楽隊が先導し、権藤博監督ら首脳陣はオープンカー、選手たちはオープンバスを使用。沿道には約40万人(主催者発表)が集まり、紙吹雪の中で万歳コールも起こった。

 ≪25日から公開予定 日本一への軌跡 映像作品を発表≫パレードの「クロージングセレモニー」で三浦監督が26年ぶり日本一達成までの戦いを収録したドキュメンタリー映像作品「勝ち切る覚悟~日本一までの79日~」の公開を発表した。自身の51歳の誕生日でもある25日から全国36カ所の映画館で公開を予定。球団の映像作品製作は21年以来3年ぶりで、規模としては過去最大になる。

 ≪クラファン5千万円超え≫パレードの交通誘導や安全管理などに充てる「クラウドファンディング」も実施した。三浦監督との「リムジンパーティー」に参加できるリターンの支援額300万円(1組限定)やパレードで一緒にコースを歩ける同10万円などさまざま。8日まで実施予定で、11月30日時点で目標額の5000万円を上回る約5100万円が集まり、球団関係者は「予想を超える反響に大変感謝しています」と話した。

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