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広島・床田 来季目標173回照準 背番号19継承「野村さんのキャリアハイを超えないと」

スポニチアネックス / 2024年12月1日 5時47分

JR広島駅でトークショーに出演した広島・床田

 広島・床田寛樹投手(29)が30日、来季目標として投球回数172回2/3超えに照準を定めた。今季限りで現役引退した野村祐輔氏(35)が入団1年目に刻んだ数字。慕い続けた先輩の背番号19を来季から継承するに当たり、「野村さんのキャリアハイを超えないといけない」と決意しており、まずは現実的な目標から順次クリアするプランだ。 

 8年間背負った28番から、かねて希望していた19番への変更が発表された一夜明け。野村の背番号を継承することが決まり、「野村さんのキャリアハイを超えないといけない」と決意した床田が、来季を見据えて具体的なプランに言及した。

 「全部(の項目で)超えるに越したことはないけど、いきなりあの人の成績を超えられるとは思っていない。まずはそこ…ですね」

 床田の言う「まずはそこ」とは投球回数を指す。野村のキャリアハイは、入団1年目の12年にマークした172回2/3。年々スキルアップする床田は今季、自己最多を更新する167回を投げており、最も身近で達成可能な目標といえる。

 「まずは何か一つ。(シーズンが)終わって、これは超えた、じゃあ来年もう一つ…という気持ちでやれば、いいのかな…と」

 先輩右腕との最初の接点は、床田がルーキーとして臨んだ17年にさかのぼる。プロ初星を挙げた4月12日の巨人戦(東京ドーム)。前日11日の先発が野村で「当時は確か、投げた翌日もベンチ入りしないといけなかった」ため、歓喜の時間を共有できたという。

 「僕が初勝利した時に野村さんもベンチにいた。“おめでとう”と言ってくれたのは、今でも覚えています」

 以来、1軍で顔を合わせるたびに会話し、食事を共にしては助言を仰いだ。最も感服させられたのは「準備力」だ。いち早く球場入りし、入念に細部までこだわる野村のルーティン。姿を目の当たりにし、凄さに触れた。

 「準備力は本当に凄い。あの人は動き方や時間、試合当日のブルペンで何球投げるかを決めている。変化球を何球、コースに何球とか。僕も(来年)30歳になる。いつケガするか分からないので、準備を大事にしないといけないと思いました」

 その姿勢を見習いつつ、来季はまず投球回数で172回2/3以上。さらには勝利数、防御率…。「この番号を汚さないように」。新たに背負う19番。先輩が極めた数字を意識高く追求し、チーム成績にも結びつける。(江尾 卓也)

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