107選手が日本橋行進 パリ五輪パラ感謝イベントに1万人

日本橋を練り歩く江村美咲（撮影・小海途　良幹）

　今夏のパリ五輪・パラリンピックの日本選手団による応援感謝イベントが30日、東京都中央区の日本橋周辺で行われ、五輪から40人、パラから67人の計107人の選手が参加。中央通りを700メートル練り歩き、沿道に詰めかけた1万人のファンに笑顔を振りまいた。

　五輪で旗手を務めたフェンシングの江村美咲（立飛ホールディングス）は「本当にたくさんの方々が応援してくださったと感じられて、グッとくるものがあった」と感慨もひとしおの様子だった。

　同様のイベントは16年リオデジャネイロ大会後のパレード以来。沿道に約80万人詰めかけた8年前より規模は小さかったが、選手とファンが間近で交流し、近代五種の佐藤大宗（自衛隊）も「（顔と名前を）知っていただいている方が多くてうれしい」と話した。