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早大・吉納 大学ラスト弾「結果として出てよかった」明大・宗山と楽天での共闘誓う

スポニチアネックス / 2024年12月2日 5時1分

<早大・明大>6回に右越えソロを放った吉納(撮影・柳内 遼平)

 ◇全早明戦 早大4―5明大(2024年12月1日 大宮運動公園)

 楽天からドラフト5位指名された早大・吉納翼外野手(4年)が、大学野球への「サヨナラアーチ」で有終の美を飾った。

 「恐らくあの打席が最後になると思った。最後に振り切って終わりたいという気持ちがあった。しっかり結果として出てよかった」

 茨城県常陸大宮市の市政施行20周年記念として行われた、OBと現役選手が参加する全早明戦に「5番・中堅」で出場。無安打で迎えた1点リードの6回1死、「WASEDA」のユニホームで立った最後の打席は、明大の右腕・大川(3年)と対戦し3ボールとなった。「(1年春の)リーグ戦の1打席目は三振から始まって、最後くらいは良い形に」と高めの直球を振り抜き、右翼芝生席に運ぶソロ。ベース一周の際には両手を広げて喜びに浸った。

 同じ楽天から1位指名を受けた明大・宗山は午前中の野球教室には参加したが、国立競技場でのラグビー早明戦を観戦するため試合には出場せず。吉納は「出ると思っていたので“じゃあね”と言われたので“え…”という感じ」と苦笑いしたが「今度はしっかり2人で頑張りたい」とプロでの共闘を誓った。

 試合は4―5でサヨナラ負け。ラグビーに続く勝利はならなかったが、大学ラストゲームで主役となった。「これからプロに行く中で4年間は財産になる」と振り返った吉納。杜の都・仙台では東京六大学野球出身の「ヨシムネコンビ」として、楽天の躍進の力になる。(柳内 遼平)

 ◇吉納 翼(よしのう・つばさ)2002年(平14)8月16日生まれ、愛知県春日井市出身の22歳。東邦(愛知)では2年春に1学年上の石川昂弥(現中日)らとともに甲子園出場。明石商(兵庫)との準決勝で本塁打を放つなど優勝に貢献。早大では1年春からリーグ戦に出場し、通算13本塁打。今夏は大学日本代表に選出された。1メートル80、87キロ。右投げ左打ち。

 ≪明大・宗山 野球教室に参加 自身の練習も「しっかり」≫明大・宗山は日本ハムドラフト3位の右腕・浅利らとともに午前中に行われた野球教室に参加。「(自分も)練習はしっかりできています」と話した。宗山ら4年生が出場しなかった一戦では、9回に一挙3得点で劇的サヨナラ勝利。秋季リーグ限りで退任した田中武宏監督の後任として、指揮を執った戸塚俊美新監督は初陣勝利で「最後まで(選手が)元気を失わず諦めなかったので本当にうれしい」と話した。

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