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「ふてほど」流行語大賞!阿部サダヲが驚き「“ふてほど”って自分たちで言った事は一度もない(笑い)」

スポニチアネックス / 2024年12月2日 14時42分

<2024 ユーキャン新語・流行語大賞>記念品を受け取った阿部サダヲ(左)(撮影・西海 健太郎)

 年末恒例の「2024ユーキャン新語・流行語大賞」(現代用語の基礎知識選)が2日に発表され、俳優の阿部サダヲ(54)主演で今年1月期に旋風を巻き起こしたTBS金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」(金曜後10・00)の略称「ふてほど」が年間大賞に選ばれた。阿部は授賞式に登壇し、「うれしいでーす!!」と声高々に喜びを語った。

 ドラマ関連ワードが大賞に選ばれるのは、2013年に大賞に輝いたTBS日曜劇場「半沢直樹」の名ゼリフ「倍返し」以来、11年ぶり。主演の阿部サダヲは、「ありがとうございます。なんか…いつもテレビで見ているところに出ることができてうれしいです」と控えめに喜び。「正直、“ふてほど”って自分たちで言った事は一度もないんですけど(笑)」と暴露し会場の笑いを誘いつつ、「ドラマ全体が評価されたということ。ありがとうございます」と笑顔を見せた。

 司会者から「“不適切な”感じではない感じで一言…」とムチャ振りをされると、戸惑いつつ「やくみつるさん見れただけでうれしい。ここに居させていただけるだけでうれしい。こんな賞をいただけるとは思っていなかった」と“適切”にコメントした。

 誰もが知る「倍返し」以来の快挙となった「ふてほど」は、宮藤官九郎氏がオリジナル脚本を手掛けたヒューマンコメディー。主人公は1986年(昭和61年)から2024年(令和6年)にタイムスリップしてしまった“昭和のダメおやじ”体育教師の小川市郎(阿部サダヲ)。彼の“不適切”な言動がコンプライアンスで縛られた令和の人々に考えるヒントを与えた。

 毎回、昭和と令和のギャップなどを小ネタにして爆笑を誘いながら、「多様性」「働き方改革」「セクハラ」「既読スルー」「ルッキズム」「不倫」「分類」、そして最終回は「寛容」と社会的なテーマをミュージカルシーンに昇華。コンプラ社会に押し付けがましくなく一石を投じる宮藤氏の意欲的な筆が冴え渡り、SNS上で大反響を呼んだ。

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