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徳山昌守氏 17年半ぶりにボクシング界復帰 東大阪市にジムオープン パンチパーマの小5が見学

スポニチアネックス / 2024年12月2日 17時42分

徳山ジムのオープンを迎え、ちびっ子ボクサーとミット打ちを行った徳山昌守会長

 プロボクシングWBC世界スーパーフライ級王座を2度獲得した徳山昌守氏(50)が2日、大阪府東大阪市に「徳山ボクシングジム」をオープンし、報道陣に公開した。2007年3月、ベルトを保持したまま引退して17年半。世界に類のない「打たせずに打つ」技術を背景に6年半、日本ボクシング界を背負った名王者が帰ってきた。

 「ジムはいずれやると決めていた。ただ、引退してすぐやるとボクシングしかできない人間になってしまう。しばらく違うことをして、恩返しする形で戻りたかった」

 引退後は大阪・鶴橋で焼肉店を経営も7年半前に閉店。4年ほど前から個人トレーナーの形でアマチュアボクサーを指導した。会長として舞い戻るリングも既定路線と強調し、来春のプロ加盟を目指す考えも示した。

 もちろん目指すは自身のような「本格的なチャンピオン」の輩出。焼肉店を経営時、来店した前WBA世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(35=志成)から「“僕は徳山さんのような本格的なチャンピオンになりたい”と言ってくれた。来年中にプロ選手を出したい」と具体的な目標を掲げた。すでに元プロが徳山ジムから活動再開したい意向を伝えてきたと言い、「86キロあるので20キロ落としてからきいや、と伝えました」と笑った。

 朗報は相次ぐ。報道陣へのお披露目直前、徳山会長によれば、パンチパーマをした地元の小学5年生が見学に訪れたという。「入ってくるなり“オッス”と正座して。空手でもやってたんですかね」。世界戦12度で11勝1敗の圧倒的戦績は、17年が経過しても色あせない。

 「(世界戦で)僕らは、死んでもベルトを取りにいった時代。今は健康な体で家族の元へ返さないといけない。打たせずに打つ技術を教えたい」

 引退会見ではまさに「距離感、リズム、タイミング。これを制した者が勝つ。将来、ジムをやるならディフェンスを教えたいです」と語っていた。言葉を実現する舞台が、整った。

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