阪神・小幡 一日警察署長で宣言 来季は安心安全!先発遊撃で投手陣守ります

一日警察署長を務めた阪神・小幡（撮影・奥　調）

　阪神・小幡竜平内野手（24）が2日、阪神甲子園駅駅前広場で甲子園警察署の「一日署長」に就任し、年末年始の交通安全を呼びかけた。警官への訓示や警察車両の点検も体験。市民の安心・安全を守るとともに、来季はショートの座を木浪から奪い、死守すると宣言した。

　「あまりデカデカと言いづらいんですけど…。レギュラー獲ります！しっかり守ります。体も点検します」

　柔和な表情とは裏腹に、言葉は自然と熱を帯びた。苦い記憶がその理由。6月中旬、骨折離脱した木浪の代役を務め、同21日DeNA戦でサヨナラ安打を放つなど躍動した。だが、好事魔多し。7月17日巨人戦の走塁中に左太もも裏を肉離れし、後半戦を棒に振った。「あのケガがなければ（成績も）もう少しいけた」と回想。悔恨が募る1年だからこそ、多くの教訓も得た。

　「（体に）細かく気を使うようになった。小さい部位もそうですが、一個一個の動作から、気にするようにはなりましたね」

　今季、小幡は3132/3イニングで5失策を犯し、守備率・968。一方の木浪は963イニングを守って8失策、同・984だった。安定感は雲泥の差。エラーや凡ミスの撲滅こそ、正遊撃手への最短ルート。日常生活では安全運転と体の点検を徹底し、サクセスロードは猛スピードで突っ走る。（八木　勇磨）