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【筑後鷹】23年ドラフト4位の村田賢一 巨人・菅野を手本に投球フォーム見直し先発ローテ食い込む

スポニチアネックス / 2024年12月3日 6時2分

ソフトバンク・村田

 今季1軍でわずか1試合の登板に終わったソフトバンクの村田賢一投手(23)が来季2年目の巻き返しに燃えている。今秋の宮崎キャンプでは今季15勝を挙げた巨人・菅野智之投手(35)の体の使い方をヒントに投球フォームを見直した。激しい先発ローテーション争いに食い込むべく、平均球速3キロアップなどの課題に取り組んでいる。

 村田が来季2年目へ巻き返しのヒントを見つけた。セ・リーグMVP3度、沢村賞2度の右腕、巨人・菅野の体の使い方だった。動画で投球フォームを見て気づきがあった。「生かせそうなところが結構あった。(特に)体幹の使い方、下半身の使い方が5億稼がれるプレーヤーだな」。宮崎での秋季キャンプでは落とし込む作業に時間を費やした。

 明大で東京六大学リーグ通算36試合に登板して15勝を挙げた右腕は、即戦力の期待を受け、昨秋ドラフトで4位指名を受けプロの世界に飛び込んだ。3月のウエスタン・リーグ開幕戦で先発。開幕1軍入りも果たし、4月13日の西武戦(ベルーナドーム)の9回にプロ初登板した。1回2失点とほろ苦い結果に終わり、同17日に2軍に降格。6月に腰を痛めて約2カ月の離脱も経験した。1軍での登板はわずか1試合に終わったが「あんまり味わったことのないヒリヒリ感だった。“ここにいなきゃいけない”と思った」と実感した。

 勝負したいポジションは先発だ。明大では3年春から先発を任され、今季の2軍戦登板の12試合のうち8試合が先発だった。「1イニングでフルパワーを出すのがあまり得意ではないとは感じています」と自己分析。厳しい争いに割って入るべく、140キロ台前半の平均球速を中盤まで引き上げることが目標だ。「3キロの球速アップはマスト。上がれば変化球も生きてくるし、打ち取る確率も上がる」と思い描いている。

 大卒の同期ではドラフト2位の岩井が1軍で15試合、同6位の大山が最多18試合に登板した。争う場所は違うかもしれないが「蹴落としてでも入る感じじゃないとダメだと思う」と熱く言った。「春のキャンプからアピールしてずっと食らいついていく。来年こそはです」と2年目の飛躍を期している。 (杉浦 友樹)

 ≪楽天ドラ1の明大・宗山と対戦する日を楽しみに≫

 ○…村田が注目遊撃手との対戦を心待ちにした。“20年に一人の逸材”と評価される明大の後輩・宗山が今秋ドラフト会議でソフトバンクなど5球団から1位指名を受けた。同じパ・リーグの楽天が交渉権を獲得。対戦する可能性があり、「楽しみですね。僕も頑張らないといけない」と刺激を受けていた。

 ◇村田 賢一(むらた・けんいち)2001年(平13)8月31日生まれ、千葉県出身の23歳。埼玉・春日部共栄では3年春の甲子園大会に出場。初戦の高松商戦に先発したが、8回8失点で敗れた。明大では1年秋に東京六大学リーグ戦デビュー。23年は日米大学野球選手権の日本代表に選出される。23年ドラフト4位でソフトバンクに入団。背番号34。1メートル79、91キロ。右投げ右打ち。

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