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ヤクルト・村上 日本ラストイヤー「とにかく優勝に導く」「笑顔で背中を押してくれるような成績を」

スポニチアネックス / 2024年12月3日 5時32分

来季の目標を色紙に記し、笑顔を見せる村上(撮影・尾崎 有希)

 ヤクルトの村上宗隆内野手(24)は2日、都内の球団事務所で契約交渉に臨み、現状維持の年俸6億円で3年契約最終となる来季契約を更改した。球団からは来季終了後、ポスティングシステムによるメジャー挑戦を容認されており、自ら国内ラストイヤーとなることを改めて明言。リーグ連覇を果たして3冠王に輝いた22年以来、3年ぶりのリーグ優勝に導き、胸を張り、背中を押されて海を渡ることを誓った。

 最後になるかもしれない日本での契約更改を終えた村上は、よどみなく来季に懸ける決意を表明した。

 「来シーズンは日本でやる最後のシーズンになると思うので。最終的に皆さん喜んでいただけるよう、笑顔で背中を押してくれるような成績を残したい」

 日本選手記録を更新する56本塁打&史上最年少3冠王の活躍で「村神様」が流行語大賞となった22年オフ。3年契約を結んだ際、25年オフにポスティング制度を利用してメジャー挑戦することを球団から容認された。ただ、条件付きで契約内容を見直し、今オフにも海を渡る可能性があったことを明かした。MLB球団は25歳未満の海外選手と、メジャー契約を結べないという通称「25歳ルール」の改正。村上は来年2月2日に25歳となる早生まれのため、今オフの挑戦にはそのルールが壁となっていた。

 「このオフに行けるか行けないかというところで、もちろん行きたい思いも強かった」のが本音だが、ルールは改正されず。今オフのメジャー挑戦は幻となったが、1年後には機が熟す。やるべきことは明確だ。「あと1年ヤクルトでやると決めた以上、とにかく優勝に導く」。今季は2年連続で5位に終わり、個人では本塁打と打点王の2冠を獲得したが「チーム成績含め、胸の張れる数字じゃなかった。納得していない」。色紙には「優勝、日本一」と記した。個人成績の具体的な目標はあえて掲げない。

 「私情を挟む必要はない。優勝と日本一しか目標はない。僕が活躍したら優勝できるんで。そこだけです」

 交渉の席では球団から「最後、みんなで笑って送り出してあげたい」と言葉をかけてもらった。会見の最後に飛んだ「なぜメジャーに挑戦したいのか」という質問に改めて答えた。「ただ単に自分の野球人生を豊かにしたいですし、今後野球に携わっていく中で、いろんな経験をしたいというのが一番です」。3年ぶりのV奪還を置き土産にして、海を渡る。思い描く青写真とともにラストシーズンに臨む。(重光 晋太郎)

 ≪遠征先ホテルのベッドサイズなど球団側に要望≫村上は交渉の席で球団側にいくつかの要望を出した。「ケガ人が多い中で、チームの力をどう上げていくかということをいろんな面で話をした」と明かした。さらに、シーズン中の遠征先のホテルのベッドサイズの変更についても提言。一部のホテルでは選手がシングルベッドが2台置かれたツインルームに宿泊しているが、睡眠の質を上げるために希望者にはダブルベッドの部屋に変更を認めるように求めた。

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