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明大・宗山が絶賛する1年生外野手にブレークの予感

スポニチアネックス / 2024年12月3日 8時43分

2日に行われた全早大戦、9回2死から同点2ランを放った明大・田上

 V奪回を目指す明大が戸塚俊美新監督でスタートを切った。その初戦が2日、常陸大宮市の市制施行20周年記念試合となった全早大戦だった。先制したものの期待の湯田統真(1年=仙台育英)が2四球の後に3ランを浴びて逆転を許した。その後1点ずつを重ね2点差のまま9回に突入。マウンドには早大の守護神・田和廉(3年=早実)がおり走者は一人いたものの2死まで追い込まれた。

 ここで戸塚監督がベンチを出て球審に代打を告げたのが田上(たのうえ)夏衣(1年=広陵)だった。まだリーグ戦未出場と経験の少ない田上だったが、田和の投じた内角ストレートをフルスイング。打球は右翼席で弾む同点2ランとなっていた。この一打をきっかけにさらに3連打を浴びせサヨナラ勝ち、新監督に初勝利をプレゼントした。

 秋のリーグ戦が終わりフレッシュトーナメント(新人戦)その後静岡で開催されたオータムフレッシュと6試合に出場し20打数10安打、1本塁打の打点8をマーク。この日の代打アーチで打点は10となり、打率も5割超え。2本塁打と長打力も新監督にアピールしている。「ぼくの印象を(早大に)示せたのでよかった」とニンマリ。広陵の先輩で楽天1位の宗山は田上に関して「バッティングにムダな動きがないのがいい。シンプルなんですよ。タイミングの取り方もいいですから」と絶賛した。

 直井、飯森の俊足1、2番が卒業。ここに秋にレギュラーを獲得、打率・289、2本塁打、10打点をマークした榊原七斗(2年=報徳学園)と田上がはまれば明大の“ウリ”になる。

 「来年は試合に出たいのでもっと練習します」と宗山同様、向上心は広陵出身者のDNA。同校のチームメートだった小林隼翔(立大)が一足早くレギュラーを獲得して秋は3本塁打。負けてはいられない。来季は「タノウエ」の名前を売るためにも、オフの間はバットを振り続ける。

 ◇田上 夏衣(たのうえ・かい)05年7月12日、熊本県山鹿市出身の19歳。山鹿少年野球クラブ(軟式)で野球を始め、熊本北部リトルシニアから広陵。好きな食べ物は母手作りのオムライス。好きな言葉は「点滴穿石(てんてきせんせき)」小さな水滴でも長く落ちれば石にも穴があく、努力を積み重ねれば大きな成果が得られるという意味。1メートル73、75キロ、右投げ左打ち。

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