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陸上100m障害の福部真子「菊池病」公表 2000字超え長文で明かした壮絶な日々

スポニチアネックス / 2024年12月3日 21時15分

福部真子

 陸上女子100メートル障害で12秒69の日本記録を保持し、今夏のパリ五輪で準決勝に進出した福部真子(日本建設工業)が3日、自身のSNSで「11月19日に菊池病(組織球性壊死性リンパ節炎)と診断されました」と明かした。

 「菊池病」は首のリンパ節に発症することが多く、熱や痛みを伴う。良性の炎症で多くは1カ月ほどで自然寛解するとされている。

 「めっちゃ長いです」との書き出しで始まった文章は、実に2000字を超えた。最初に症状が出たのは10月15日とし、首のリンパに激痛が走ったという。かかりつけ医での血液検査は異常はなかったが、痛みが消えずに再受診。再度の血液検査でも異常はなかった。

 「そして11月8日ここから地獄の日々開始。39度の発熱→解熱剤→39度の発熱→解熱剤 ほんまにこの繰り返し。喉の痛みとか鼻水とか咳とかそうゆう風邪症状はなく、ただただ高熱とリンパ痛」と説明。3度目の血液検査で白血球の数値が良くなかったため、「精密検査が必要ってことでやっと大きい病院へ」と続けた。

 精密検査の結果、「菊池病」と仮診断された。「いつ治るかも個人差があるし、特効薬はないのでとにかく落ち着くのを待つしかないと言われまじ絶望オブ絶望。笑」「1日に2回39.5以上出るし、今まで経験したことない激しい悪寒。どんくらいの悪寒かというと毛布×2 羽毛布団×1 腹と背中に貼るカイロ 湯たんぽ×2 暖房つけても全身痙攣するくらいのガタガタ震える寒さ。でも首から上はヒート笑」と症状をつづった。

 11月19日に正式に診断され、ドーピングの関係からステロイド治療をするか悩んだが、「申請さえすれば使っていい薬なわけだし、さすがにもうこの高熱の日々が限界すぎて」ステロイドを使用することを決断した。

 服用開始から4日目で「やっとこさ36度。まじ歓喜すぎて即チョコ」となり、「それから2日36度が安定したけん練習開始!」。ただ、「体重は3キロ減って自慢のお尻とハムも皆無」とした。現在も治療中で「まだまだ全開には程遠いけど失ったもんは取り返してみせる」とし、「公表するか迷ったけど、この投稿が誰かの役に立てば嬉しいし私の経験も無駄じゃないよね」と結んだ。

 絵文字や「笑」もまじえてつづった不屈のハードラーが、復活の日々を歩み始めた。

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