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豊島九段、新会館で稲葉八段との関西対決制す 大阪・高槻へ移転の関西将棋会館で公式戦始まる

スポニチアネックス / 2024年12月4日 10時31分

大阪府高槻市へ移転した関西将棋会館で最初の公式戦を指す稲葉陽八段(左)と豊島将之九段

 大阪市福島区から大阪府高槻市へ移転した関西将棋会館で3日、公式戦が始まり、藤井聡太名人(22)=王将など7冠=への挑戦権を争うA級順位戦は豊島将之九段(34)が稲葉陽八段(36)に勝利した。

 特別対局室での初対局は大熱戦になり、午前10時の対局開始から15時間が経過した4日午前1時15分、190手での勝利。豊島は2勝4敗、敗れた稲葉は1勝5敗となった。

 「素晴らしい環境で指させてもらった。途中何かミスがあり、苦しかった。最後まで集中して指せた」と豊島。稲葉は「集中できる環境を整えてもらった」と新会館の印象を語った。

 10人が年度を通じて総当たりで9局ずつ指すA級は現在、永瀬拓矢九段(32)、佐藤天彦九段(36)、佐々木勇気八段(30)の3人が4勝1敗で首位。勝ったとはいえ、名人1期の豊島も残留争いの最中で、「黒星先行で苦しいが、一局に集中して指していけたら」と今後への抱負を語った。

 戦型は振り飛車党へ転向した先手・稲葉の角交換型振り飛車へ進んだ。10手目、豊島から角交換すると、13手目に稲葉が飛車を2筋から8筋へ移動。豊島飛車と向かい合った。

 豊島が金銀5枚による「堅さ」を主張する陣形を敷けば、稲葉は金銀を3段目へ押し上げてほぼ居王という「広さ」。中盤は稲葉が優勢になった局面もあったが、豊島が少ない手駒で巧みに攻めをつないで稲葉王を9筋へ追い込んで寄せ切った。

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