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南葛SC稲本潤一 今季限りで現役引退「チームの力になれないなと」 小野伸二らと「黄金世代」けん引

スポニチアネックス / 2024年12月4日 12時1分

引退会見で高橋陽一南葛SCオーナー兼代表取締役社長(右)から描き下ろしイラストの贈呈を受ける稲本潤一(撮影・西尾 大助)

 関東リーグ1部・南葛SCのMF稲本潤一(45)が4日、都内で会見を行い、今季限りでの現役引退を発表した。「キャプテン翼」の原作者で南葛SCのオーナー兼代表取締役社長を務める高橋陽一氏も登壇した。

 稲本は「今シーズンをもって引退することを決めました」と自らの口で発表。共に登壇した高橋氏から「お疲れ様でした。南葛SCに来てくれるとは思っていなかった。濃い人生を歩んで来られたと思う」と労われ、さらに描き下ろしイラストも贈呈された。

 「ここ最近は引退のことを考えていた」という。「今年に関して言えば、チームの力になれないなと。試合に出てチームを勝たせるパフォーマンスできるかと思ったら厳しい」と決意した背景について語り、家族に伝えた際には「お疲れさま」と労われたという。

 稲本はG大阪のアカデミー(育成部門)で育ち、17歳6カ月でJリーグデビューを果たした。99年世界ユース選手権(現U―20W杯)で準優勝し、小野伸二や遠藤保仁、小笠原満男らと「黄金世代」と称された日本代表のメンバーの一人。ジーコジャパンでは小野伸二、中村俊輔、中田英寿と「黄金カルテット」を組んだ。

 海外でも躍動した。フルハムに所属していた02年のボルトン戦で日本人初のプレミアデビュー。同年9月のトッテナム戦では日本人初のプレミアでのゴールを決めた。

 JリーグではG大阪や川崎F、札幌、J3相模原でプレー。J1で225試合19得点、J2で48試合1得点、J3で10試合1得点の実績を残してきた。

 22年に南葛SCへ移籍し、23年にはリーグ戦で加入後初得点をマーク。今季から選手兼コーチに就任していた。日本サッカー界のレジェンドがスパイクを脱ぐ。

 ◇稲本 潤一(いなもと・じゅんいち)1979年(昭54)9月18日、大阪府出身の45歳。G大阪ユースだった97年にJリーグデビュー。01年にアーセナルへ移籍し海外7クラブを渡り歩いた。10年に川崎FでJリーグに復帰。札幌、J3相模原を経て22年に南葛SCへ加入した。W杯は02年日韓大会で2得点を挙げるなど、3大会連続で出場。日本代表は82試合5得点。妻はモデルの田中美保。1メートル81、77キロ。利き足は右。

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