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森永卓郎氏 のぞみ自由席削減に私見「改悪…新幹線の何がいいかというと、来た車両にすぐ乗れること」

スポニチアネックス / 2024年12月4日 13時30分

森永卓郎氏

 闘病中の経済アナリストの森永卓郎氏(67)が4日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」に出演。JR東海とJR西日本が3日、東海道・山陽新幹線の「のぞみ」の自由席を、来春から現在の3両から2両に減らすと発表したことに言及した。

 85人分の座席が新たに指定席となり、指定席の比率は9割近くに上がる。JR東海は「のぞみの利用者は長距離移動で指定席を選ぶニーズが高い」と説明した。自由席が通年で見直されるのは初めて。

 のぞみは16両編成(定員約1320席)。現在は1~3号車の計250席が自由席となっている。自由席の東京―博多間の運賃・料金の合計は2万2220円と、通常期の指定席より1590円安い。来春は3号車を指定席にする計画で、詳細な日にちは後日発表する。

 のぞみが運行を始めた1992年当時は全車指定席だったが、2003年10月のダイヤ改正に合わせて自由席を設定した。23年度の年末年始からは、お盆も含めた繁忙期に限り全席指定にしている。

 近年はスマートフォンを使ったネット予約によって、座席を自由に選んだり、手元の操作で発車直前まで列車や座席を変更したりできるようになり、指定席予約の利便性が高まっている。

 森永氏は「細かい改悪を積み重ねている。例えば往復割引も1割引きになる。新大阪に行って帰って来るよりも西明石まで往復を買った方が安いとかの裏技がいっぱいあったんですけれども全部吹き飛ぶ」と言い、「もっとムカつくのがこの自由席。1~3号車を1、2号車だけにして3分の1にする。自由席の方がわずかに安いので、これは実質値上げになる。新幹線の何がいいかっていうと階段上がってきて、そこに滑り込んできた新幹線に乗れるのが1番のメリット。飛行機ではそうはいかない。私は来たのに乗りたい。値上げしてもいいから、とにかく自由席を(3両のまま)残してほしい」と自身の希望を訴えた。

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