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【井上尚弥と一問一答(1)】「来年は海外での試合が多くなる。今回は大事な一戦と思う」

スポニチアネックス / 2024年12月4日 17時23分

<井上尚弥公開練習>シャドーボクシングする井上(撮影・島崎忠彦)

 ◇プロボクシング WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ 4団体統一王者 井上尚弥(大橋)<12回戦>WBO・IBF1位 サム・グッドマン(オーストラリア)(2024年12月24日 東京・有明アリーナ)

 プロボクシングの4団体統一世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(31=大橋)が4日、横浜市内の所属ジムで、WBO&IBF同級1位サム・グッドマン(26=オーストラリア)との防衛戦(24日、有明アリーナ)へ向け、公開練習を行った。Tシャツを着たまま、シャドーボクシングとサンドバッグ打ちを各2ラウンド披露した。

 井上および父・真吾トレーナーとの主な一問一答は以下のとおり。

 ――減量を含めた調整具合は。

 「今年3試合目ということでコンディションも落とさず、維持してここまで来れてます。問題ないかと思います」

 ――10ラウンドのスパーリングも行った。手応えは。

 「手応えも十分ありますし、スタミナ面もかなりの自信を持って今回練習ができている。技術面にしろスタミナ面にしろ、どちらにせよ自信を持ったボクシングができると思います」

 ――試合に向けて何を意識しながら仕上げる。

 「あとはケガと体重と、そういった細かいところを注意しながら、こなしていきたいかなと思います」

 ――真吾トレーナーへ。今の状態は。

 「状態は凄く良いです。この間の10ラウンドのスパーも流すことなく、1ラウンド1ラウンドしっかりと最後までできてたんで」

 ――相手の印象や危険なところは。

 「スパーリングでも言ってるんですけど、やっぱり向こうは結構ポイント取るのがうまい選手だと思うんで。まずポイントは取られないでというところで、しっかりこっちがボクシングできればと思ってます」

 ――試合全体のポイントは。

 「中間距離から崩し合いになるとは思うんですけど、最終的には尚弥の方がプレッシャーをかけて、詰めていろんなことをして崩して、流れをつくっていくのかなと思います」

 ――尚弥選手へ。試合が近づいてきた。今改めて相手の印象を。

 「まあ、そこに対しては別に試合が近づこうが関係ないところ。印象は変わらずですね」

 ――改めてうかがっても?

 「改めて言うほどの印象はないんですけど。ただ自分の中で警戒するべき点と、自分がこうしていかなければならないという点を持ちながら今練習しているので。それは今、この場では話せることはないですけど。自分の中でそういう意識を持ってグッドマン戦へ向けてトレーニングしているので」

 ――グッドマンは負けたことがない。

 「必ずその無敗というのには意味があると思っていて。グッドマン自身、やっぱり勝ちに徹するボクシングというのがうまいと思うので。そこに注意というか、そういう強みを持っているんだなっていうのは自分自身も思ってます」

 ――4年間KOで試合を決め続けている。今回思い浮かべる試合展開は。

 「(考えて)もちろん技術的にも、KOにもこだわってますが、自分の試合は初めて来るというお客さんがいると思うので、そういったお客さんには、最終的にボクシングの1つの醍醐味でもあるKOシーンというのをお見せしたいと思ってますし、逆にボクシングファン、ボクシングに詳しい方には細かい駆け引き、技術というものを見せていきたいかなと思ってます」

 ――2025年のビジョン、今回の試合の意味合いは。

 「2025年は新たに海外進出というところを自分の中でも一つ考えている。海外での試合が多くなっていく。今回は大事な一戦だと思ってます」

 ――クリスマスイブ決戦。最後にファンへメッセージを。

 「この寒い日本で試合をするにあたって、熱い試合をしたいなと思ってます。みなさんには、みなさんの期待を超える試合を自分は目指しているので、そこに期待していただけたらいいなと思います」

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