1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

広島・矢野 “稲妻グラブ”でGG賞常連だ 俊敏守備イメージした刺しゅう入り「失策ゼロを一番の目標に」

スポニチアネックス / 2024年12月5日 5時46分

SSKスタッフ会議に出席し、来季使用予定グラブの刺しゅうを指さす広島・矢野(撮影・須田 麻祐子)

 新相棒で“光速”ディフェンスだ。広島・矢野雅哉内野手(25)が、大阪市内のホテルで行われた「SSKプロスタッフ会議」に初参加。6月にSSK社とアドバイザリースタッフ契約を結んだ若ゴイは、25年シーズンモデルのグラブを初披露した。俊敏な守備の動きをイメージして施されたのは稲妻の刺しゅう。こだわりが詰まったグラブで、ゴールデングラブ賞の常連を目指す。

 新たなグラブを手に、矢野は「いいですね~」と声を弾ませた。難しい打球も俊敏な動きでアウトにしてしまうイメージから、25年モデルには稲妻の刺しゅうが施された。

 「そういう(稲妻の)イメージで(SSKが)作ってくれて、使っていただきたいと言われた。ありがたい話なので、これでいこうと思いました」

 ポイントは刺しゅうだけではない。親指と人さし指の間にある編み目の部分(ウェブ)も稲光を連想させる加工がされており、担当者は「打球に負けないように芯も強くしている」と明かした。

 今季は自己最多137試合に出場し、打率・260をマークするなど遊撃のレギュラーに定着。得意のディフェンス面では広い守備範囲と強肩を生かして再三チームを救い、遊撃の守備率・985(失策9)でゴールデングラブ賞を初受賞した。飛躍の一年を経て迎える来季へ、グラブのデザインを変更したが、形状は従来のまま。そこには矢野のこだわりが詰まっていた。

 「形状を変えたからと言って、技術が変わるわけではない。来シーズンもいいプレーをしたいな、という思いで変えなかった」

 重視するのは操作性。人さし指は、ひもを緩めて指の自由が効くように調整しており、締め付けられる感覚を嫌って革は柔らかいものを使用する。また、「ボールに対して、正面にグラブを入れたい」と捕球面は広い。黒を基調とした色にも「グラブの色が明るいと、ナイターの時とかは打者よりも、グラブが視界に入ってくる」と全てに理由がある。

 6月にSSK社とアドバイザリースタッフ契約を締結。今月、矢野モデルのグラブがスポーツ用品店などで発売された。「小さいころスポーツ用品店に行ったら、誰々モデルとか、いろいろ見てきた。今は自分がそうなっているのはうれしい」と矢野。さらなるレベルアップを見据えた。

 「この用具でもっと活躍したい。失策ゼロを一番(の目標)に置いて、失策をできるだけ少なくしたい。チーム内の競争に勝って、(2年連続でゴールデングラブ賞を)獲れるように頑張りたい」

 新たなグラブを駆使して、来季もスピード感あふれる華麗な守備でファンを魅了する。(長谷川 凡記)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください