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尚弥 イブ決戦「目に焼き付けて」 25年は米国、サウジに海外進出 年末に中谷と“モンスター対戦”か

スポニチアネックス / 2024年12月5日 5時3分

<井上尚弥公開練習>シャドーボクシングする井上(撮影・島崎忠彦)

 ◇世界スーパーバンタム級4団体タイトルマッチ 統一王者 井上尚弥《12回戦》IBF&WBO1位 サム・グッドマン(2024年12月24日 有明アリーナ)

 世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥が4日、IBF、WBO同級1位グッドマンとの防衛戦に向け、横浜市内の所属ジムで練習を公開した。3度目の4団体王座防衛後の来年は海外に再進出するプランを明かした。所属ジムの大橋秀行会長(59)は米国、サウジアラビアを選択肢として挙げ、さらには来年末にはWBC世界バンタム級王者の中谷潤人(26=M・T)との対戦を見据えていると強調した。

 グッドマン戦を25年の本格的な海外進出への足掛かりとする。井上は素早いフットワークを見せながらゆっくりとパンチを確認するように、シャドーボクシングとサンドバッグ打ちを2ラウンドずつ披露。グッドマンとの無敗対決に向け「手応えも十分あるし、スタミナ面もかなりの自信を持って練習ができている」と順調な調整ぶりを明かした。

 そして、こう呼びかけた。「2025年は新たに海外進出を考えている。海外での試合が多くなっていくと思うので、今回のイブ決戦はしっかりと会場で目に焼き付けてほしい」

 グッドマン戦は今年3試合目。17年以来の年3戦をクリアした後、21年6月以来の米国に再上陸する意向を明かした。所属ジムの大橋会長は「まだ決定ではない」と前置きした上で「来年は米国、サウジアラビアという線が濃い。それが終わればみんなが望む国内の大きな試合がやりたいと思っている」と断言。来年4月が濃厚な米ラスベガス、秋ごろのサウジ決戦後は、名前こそ伏せたが年末にもWBC世界バンタム級王者の中谷との“モンスター対戦”を想定しているとした。

 井上は先月4日にサウジの娯楽イベント「リヤド・シーズン」と複数年で総額30億円(推定)のスポンサー契約を締結。「日本の軽量級でああいった契約をしたことは、夢を与えられたと思う。その点、次の試合は自分としても楽しみな一戦」と強調。次戦からはトランクスのベルト部分に同イベントのロゴを入れて“広告塔”としての役割も担う。

 グッドマン戦後は、日本でしばらく見ることができない可能性が高い。「寒い日本で試合をするにあたり、熱い試合をしたい。皆さんの期待を超える試合を目指している。そこに期待していただけたら」とニヤリ。ド派手なKOを“置き土産”に、24年を締めくくる覚悟だ。 (伊東 慶久)

【尚弥に聞く】

 ――現在のコンディションは。

 「今年3試合目ということでコンディションも落とさず、維持してここまで来られている」

 ――試合が近づいてきたが改めて相手の印象は。

 「改めて言うほどの印象はない。ただ自分の中で警戒するべき点と、自分がこうしていかなければならないという点を持ちながら練習している」

 ――グッドマンとの無敗対決になる。

 「必ずその無敗というのには意味があると思う。グッドマン自身、勝ちに徹するボクシングがうまい。そこに強みを持っていると思っている」

 ――思い浮かべる試合展開は。

 「もちろん技術的にも、KOにもこだわっているが、自分の試合を初めて見るお客さんには、最終的にボクシングの醍醐味(だいごみ)でもあるKOシーンをお見せしたい。逆にボクシングファンには細かい駆け引き、技術を見せていきたい」

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