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元東洋王者・丸元大成の長男、大五郎がプロ転向「父が獲れなかった世界を獲る」14日興行でプロテスト

スポニチアネックス / 2024年12月5日 15時27分

会見に臨んだ大成ジムの丸元大成会長(左)と、その長男でプロ転向する大五郎

 プロボクシングの大成ジムは5日、兵庫県三田市の同ジムで会見し、元東洋太平洋ウエルター級王者・丸元大成会長(48)の長男、大五郎(22=大商大4年)がプロ転向すると発表した。14日にエディオンアリーナ大阪第2競技場で同ジムが開催する興行で日本ランカーを相手にプロテストを受検する。

 大五郎は「幼いころからプロで世界チャンピオンになることが目標だった。ボクシングで成功するのは僕の宿命と思っている」と力強く意気込んだ。小1から、当時現役だった父が所属するグリーンツダジムでボクシングを始めた。大阪・興国高から大商大へ進み、アマ戦績は30勝6敗。ライト級(60キロ)で昨年の国体3位、全日本選手権3位のほか、関西学生リーグでは8試合連続KO勝利と活躍し最優秀選手賞を受賞した。

 プロではナチュラルウエートに近いライト級(リミット61・2キロ)で活動する方針だ。身長1メートル77の大成会長は現役終盤にスーパーウエルター級(同69・8キロ)で活動した。大五郎は父とほぼ1メートル78の体格を持ち、普段の体重は65キロ前後。試合のたびに計量があるアマで、団体戦の関西学生リーグは所属の監督と相談し、減量なしのライトウエルター級(64キロ)で出場した。自身のスタイルを「倒すボクシングを目指している。どんな相手も一発で仕留められる選手になりたい」と説明。大成会長は「本人は、自分のパワーを落としたくないようだ」とライト級で活動する理由を話した。ミットで息子のパンチを受ける会長は「確かにパンチはある。うちは軽い階級の選手が多いから余計にそう感じるのかもしれないけど。こっちもトレーニングをしておかないと…」と肘などを痛めないよう指導する側も体づくりに励む。

 体に負担をかけるような過度の減量を避けたい。大五郎の思いはケガの苦い経験が影響している。興国高2年秋に腰椎分離症を発症し、3年間のブランクをつくった。大商大1年春に受けた2度目の手術では骨盤から骨の一部を移植し、固定するためのボルトが今も患部に入ったまま。「(分離症は)減量の影響もあったと思う」と振り返る。

 大成会長は「当初は野球をやってほしいと思っていた。ボクシングの厳しさは身に染みていたので、やってほしくなかった。でも本人がやると決めた以上は全力でサポートする。特別扱いはしない」とジムでは指導者として接することを宣言した。大五郎は「父が獲れなかった世界を獲る。父が獲った東洋タイトルも僕は通過点にしたい」と意気軒昂。隣で大成会長は「東洋を獲るのも大変やぞ」とツッコミを入れつつ「日本、東洋(タイトル)は当たり前、そこからが出発点。それぐらいの方がこちらも指導のやりがいがある」と応じた。

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