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武居由樹、早期の那須川天心戦希望も「振られてしまった」…待たせるのなら「もう1本持ってこいよと」

スポニチアネックス / 2024年12月5日 16時27分

<武居由樹公開練習>報道陣の質問に答える(左から)八重樫トレーナー、武居、大橋会長(撮影・島崎忠彦)

 ◇プロボクシング WBO世界バンタム級タイトルマッチ 王者・武居由樹(大橋)<12回戦>同級10位 ユッタポン・トンデイ(タイ)(2024年12月24日 東京・有明アリーナ)

 プロボクシングWBO世界バンタム級王者の武居由樹(28=大橋)が5日、横浜市内の所属ジムで2度目の防衛戦(24日、有明アリーナ)へ向けた公開練習を行った。アマ時代に五輪2連覇の元WBO世界フェザー級王者ロベイシ・ラミレス(キューバ)を破ったことがあり、プロでも15戦全勝(9KO)の同級10位ユッタポン・トンデイ(31=タイ)と対戦する。この日はグローブを着けず、2ラウンドのシャドーボクシングを終えたあと、元3階級制覇王者・八重樫東トレーナーが振ってくるスティックをかわしたり、腕でブロックするディフェンスの動きを披露した。

 K-1から転向して今年世界王者となった武居について、大橋ジムの大橋秀行会長は「(王座奪取の)マロニー戦は最終回が本当に苦しかったけど、(初防衛戦の)比嘉(大吾)のときにはその最終回を取って勝った。凄く大きな成長ポイントだったと思う」と評価。その上で「来年に向けて、また戦うべき相手がいると思うので、絶対に負けられない試合」とハッパをかけた。

 バンタム級の世界王者が全員日本人という状況から、来年以降は統一戦も期待されるが、ファンが待ち望んでいるのは同じキックボクシング出身で10月にWBOアジア・パシフィック・バンタム級王者となった那須川天心(26=帝拳)とのビッグマッチだ。来秋の世界戦を計画する那須川は「必ずやるので、焦らず待ってほしい」と話しており、武居は「早めにやりたいなと思っていたのに振られてしまった」と苦笑い。「(対戦まで)ベルトを守り続けるのもそうなんですけど、待っているなら、じゃあ、お前もう1本(ベルトを)持ってこいよと思ってます」と統一戦プラン?もぶち上げ、「タイミングで。あとは(大橋)会長と八重樫さん(トレーナー)に任せます」と話した。話を振られた大橋会長は「難しいね…。天心がとにかくもうちょっと待ってくださいって言ってるんで」と困惑の表情を浮かべ、武居に「待つよね?」と呼びかけた。

 試合は4団体統一世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(31=大橋)がIBF&WBO同級1位サム・グッドマン(26=オーストラリア)を迎え撃つ防衛戦のセミファイナルで行われる。興行のもようはNTTドコモの映像配信サービス「Lemino」で独占無料生配信される。

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