製造者部門26年ぶりVへマクラーレンのノリスPP 角田裕毅11番手、ハミルトン18番手…F1最終戦

PPを獲得したノリスのマシン（AP）

　◇F1第24戦アブダビGP　予選（2024年12月7日　ヤスマリーナ・サーキット＝1周5.281キロ）

　今季最終戦アブダビGPの予選が行われ、マクラーレンのランド・ノリス（英国）が1分22秒595で3戦ぶり今季8度目のポールポジション（PP）を獲得した。同僚オスカー・ピアストリ（オーストラリア）が2番手につけ、26年ぶりのコンストラクターズ（製造者部門）タイトルを狙うマクラーレンがフロントローを独占した。来季ウィリアムズへ移籍するフェラーリのカルロス・サインツ（スペイン）が3番手。総合4連覇を決めているレッドブルのマックス・フェルスタッペン（オランダ）は5番手だった。

　参戦4年目の締めくくりで今季10度目の入賞を目指すRBの角田裕毅は、予選2回目（Q2）敗退で11番手にとどまった。1回目（Q1）は14番手で何とか通過したものの、Q2は10番手と0.078秒差で3回目（Q3）進出を逃した。

　来季フェラーリへ移籍するため数々の栄光をつかんだメルセデスでのラストレースに臨んでいるルイス・ハミルトン（英国）は、Q1で飛んできた車止めの杭がマシン下に挟まる不運に見舞われて18番手止まり。フェラーリのシャルル・ルクレール（モナコ）はQ2でのトラックリミット違反でタイムが抹消されて14番手に終わった上、パワーユニットの部品交換による10グリッド降格のペナルティーで決勝は最後尾スタートになる。

　最終戦を前に契約解除となったエステバン・オコン（フランス）に代わりF1デビューしたアルピーヌのジャック・ドゥーハン（オーストラリア）はQ1敗退で20番手だった。

　▽予選順位

(1)ノリス（マクラーレン）

(2)ピアストリ（マクラーレン）

(3)サインツ（フェラーリ）

(4)ヒュルケンベルク（ハース）

(5)フェルスタッペン（レッドブル）

(6)ガスリー（アルピーヌ）

(7)ラッセル（メルセデス）

(8)アロンソ（アストンマーチン）

(9)ボッタス（キックザウバー）

(10)ペレス（レッドブル）

＜以下Q2敗退＞

(11)角田裕毅（RB）

(12)ローソン（RB）

(13)ストロール（アストンマーチン）

(14)ルクレール（フェラーリ）

(15)マグヌセン（ハース）

＜以下Q1敗退＞

(16)アルボン（ウィリアムズ）

(17)周冠宇（キックザウバー）

(18)ハミルトン（英国）

(19)コラピント（ウィリアムズ）

(20)ドゥーハン（アルピーヌ）