藤田寛之「後半体力持たないね」シニアは3位 前半首位も後半失速

＜Hitachi　3Tours　Championship　2024＞第1ステージの3番、ティーショットを放つ藤田寛之（撮影・会津　智海）

　◇日立3ツアーズ選手権　（2024年12月8日　千葉・京葉CC＝男子3730ヤード、シニア3502ヤード、女子3252ヤード）

　国内ゴルフの男子（JGTO）、女子（JLPGA）、シニア（PGA）各ツアーの賞金ランク上位者らによる6人制の団体対抗戦が行われ、シニアは15ポイントで最下位の3位に終わった。

　各自のボールをプレーして良い方のスコアを採用するフォアボール方式で行われた前半8ポイントで首位に立ったが、各ペアが1つのボールを交互に打つフォアサム方式の後半は7ポイントにとどまり逆転を許した。

　主将を務めた藤田寛之（55＝葛城GC）は「（前半は）予想外の出来事。後半は風が吹いたのもあってうまくいかなかった。みんなで“シニアらしいね。後半は体力が持たないね”と慰め合っていました」と苦笑した。

　藤田は片山晋呉とのペアで出場。前半は4ポイント、後半は3ポイントを獲得した。この大会は男子、女子と一緒に回る試合方式だが「今まで回った中で竹田さんみたいな高いフェードを打つ女子はいなかった」と同組で対決した竹田麗央を絶賛していた。

　今年はメジャーの全米シニアオープンでプレーオフに進み優勝こそ逃したが2位と大健闘。秋のプレーオフ第2戦で3位に入り来季米シニアツアーの出場権も手にした。

　来年は米国に主戦場を置くプランを立てており「来年で56歳なので楽しみながら良いニュースを届けたい」と抱負を語った。