F1参戦4年目を終えた角田裕毅が動画コメント 7位3度、入賞9回の今季は「波があったけど楽しかった」

アブダビGPで走行する角田裕毅のマシン（ロイター）

　◇F1第24戦アブダビGP　決勝（2024年12月8日　ヤスマリーナ・サーキット＝1周5.281キロ×58周）

　F1参戦4年目の角田裕毅（RB）は8日、今季最終戦アブダビGPで12位に終わった。11番グリッドからのスタートで。いきなり発進に失敗。1ストップ作戦で一時は入賞圏内の10番手を走行していたものの、3台にオーバーテークされて順位を落とした。

　今季は全24戦で3度の7位を含む入賞が9回。9、10月に3度のリタイアを経験するなどポイントを思うように伸ばせず、合計30ポイントで総合12位。チームもコンストラクターズ（製造者部門）争いで8位に終わった。

　レース後、RBが公式インスタグラムに投稿した動画で、角田は「僕たちが目標にしていたコンストラクターズ6位は達成できなかった。でもシーズンを通してみんなが努力を続け、一緒に頑張ったことを誇りに思う。シーズンを通じた全てのサポートに感謝します」とコメント。「（好不調の）波があったのは確かで少し心配させてしまったけど、もしずっと同じだったら退屈していたと思う。少なくとも僕たちは。みんな楽しんでくれたと思うし、僕もとても楽しかった。だから改めてお礼を言いたいし、いい休暇を過ごしてほしい」と笑顔で話した。

　角田はRBと契約を延長しており、来季は5年目を迎える。今月にアブダビで行われる合同テストでは初めてレッドブルのマシンに乗ることが決まっているが、米スポーツ専門局ESPNによると来季のレッドブルへの昇格はなく、今季途中からRBで同僚となったリアム・ローソン（ニュージーランド）の昇格が有力という。