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【リーグワン】阪神大震災から30年のシーズンへ 神戸・日和佐「特別な年にしたい」

スポニチアネックス / 2024年12月9日 17時0分

<リーグワン プレスカンファレンス>壇上で意気込みを話す神戸・日和佐(撮影・篠原 岳夫)

 今月21日に創設4年目のシーズンが開幕するラグビーリーグワンの開幕前会見が9日、東京都内で開催され、1部で昨季5位の神戸からはSH日和佐篤が出席。来年1月17日に阪神大震災から30年となる節目のシーズンに向けて、「震災30年を迎える年。神戸の町もチームも特別な年にしたい」と抱負を語った。

 神戸市出身でもある日和佐は小1だった7歳で被災。自宅は市の北部にあったために被害はほとんどなかったというが、当時通っていたラグビースクールが神戸製鋼の灘浜グラウンドで練習していたため、「グラウンド周りに、がれきがたくさんあったのを覚えている」と記憶に刻まれているという。

 チームは日本人でも震災以後に生まれた選手がほとんどで、記憶の継承は課題となっている。そこで当時副将を務め今季からチームディレクターに就任した弘津英司氏が語り部となり、今後選手に向けて講話を行う予定だ。

 日和佐自身、「がんばろうKOBE」をスローガンに、95年にリーグ優勝を果たしたオリックスの存在が「活力になった」と話す。Jリーグも神戸が制し、今度は自分たちの番。「神戸を代表して闘う自覚を持っていきたい。(目標は)もちろん優勝」と力強く宣言した。

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