“打倒・尚弥”に自信!? 来年4月の防衛戦相手候補のプロモーター「ピカソはとてもインテリジェント」
スポニチアネックス / 2024年12月9日 19時50分
世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)の次々戦の相手候補に浮上したWBC世界同級1位アラン・ピカソ(24=メキシコ)のプロモーターが9日までに本紙の取材に応じた。ザンファー・プロモーションのフェルナンド・ベルトラン氏は井上が予定している来年4月の防衛戦について交渉中であることを認めた。さらに王者を「コンプリートファイター」と称賛する一方で、ピカソの高いボクシングIQに自信を示し、“打倒・尚弥”も可能だとした。(ニューヨーク・杉浦大介通信員)
――サンフェル傘下のピカソが井上の来春の試合の相手候補という報道があった
「来春の話はしている。決まったわけではない。ピカソは来週、ハイメ・ムンギアのアンダーカードで試合を予定している」
――そこでの好内容での勝利が必要になる
「その通り。ケガがあってもいけない。井上のようなスーパーチャンピオンとリングをシェアできたら素晴らしいとだけ言っておこう。井上は凄い王者であり、彼に莫大(ばくだい)なリスペクトを抱いている。ただ、ピカソはとてもインテリジェント(知性的)だ」
――ピカソの長所を改めて
「知的なボクサーであり、知的な人間でもある。大学では神経科学を学んでいる。その頭の良さはリング上の戦い方にも現れており、誰が相手でも適応できる。井上も例外にはならないだろう。(井上が相手でも)アジャストメントを施せる。もしも私たちが試合を受けるとしたら、それは勝てると考えているからだ。勝てないと思ったら、試合はさせない」
――井上と対戦すれば大金が稼げるが、目的は勝つこと
「その通り。お金ではない。ピカソはまだ王者ではないが、すでに人気選手だ」
――今更になるが、井上の素晴らしさとは
「すべてにおいて優れている。コンプリートファイターだ。井上も頭がよく、コンビネーションは素晴らしい。パンチは出した手は必ず元の位置に戻る。すべての子供たちの手本になるチャンピオン。センセーショナルなボクサーだ。ただ、私たちには(打倒・井上の)自信がある」
――繰り返しになるが、決まった話ではない
「そう、決まっているわけではない。ピカソが勝ち、クリスマスに井上が勝ち、交渉するのはその後だ。ただ、私たちは井上戦に興味を持っている」
――トップランクはラスベガスの大会場使用を希望している
「それについてはわからない。会場はどこでもいい。必要なのは四角いリングだけ。偉大な井上とリングをシェアできるなら、場所は関係ない」
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