パナソニック・中本浩新監督が来年1月1日付で就任 名門復活へ「合言葉は“やるしかない”です」
スポニチアネックス / 2024年12月12日 11時2分
社会人野球のパナソニックは25年1月1日付で、中本浩ゼネラルマネジャー兼総監督(58)が新監督に就任することを決定した。今季は74年に日本選手権が開始されて以降、初めて都市対抗とともに2大大会出場を逃した。名門復活へ、中本新監督が秘めたる思いを語った。
「合言葉は“やるしかない”です。2大大会に出場して上位進出が、我々の目指すところ。ただ単に打つ、投げる、抑えるというのではなく、粘りに粘って、試合が終わったときに相手を1点上回る野球をしたい」
チームの再建に乗り出した。大産大高(現大産大付)から亜大を経て、89年に松下電器(現パナソニック)に入社。広角に打ち分ける外野手として、92年のバルセロナ五輪では日本代表にも選出されるなどの活躍を見せた。
「質より量を増やして体に染みこませようと思います。チームをつくっていく上で1年間、何かを徹底するということが大事。それは選手だけではなく、我々も同じ。そういう積み重ねが勝負事では一番大事になる」
1月1日付けで発足する新チームは、投げる、打つ、捕るという基本練習を徹底的に反復していく。今季の戦いぶりからパワー不足を痛感し、年間を通じてウエートトレーニングに取り組むことを新たに決定。選手だけではなく首脳陣の意識も変わり、各担当コーチが自ら研修に赴くなど一体感も高まり、早くも復活の下地ができあがりつつある。
「一発はあまり期待せず、足を絡めた野球をやります」
ミーティングルームには、具体的な数値目標を張り出した。バントは100%、盗塁成功率は75%。この他にもさまざまな項目を数値化し、選手への意識付けを試みた。投手陣に求めるのは防御率0点台。中本監督は「1点台だと1―0で負けることがある。オープン戦はさておき、2大大会の予選と本戦はここを目指してもらいます」と勝負師の顔をのぞかせた。
「この秋はうちだけではなく、日本生命さん、大阪ガスさんも日本選手権に出場できなかった。近畿の社会人を引っ張ってきた3つが出られなかったのはすごく寂しいこと。我々は伝統あるチーム。まずは2大大会に出場して、常に上位を狙えるチームをつくっていきます」
都市対抗出場56回、日本選手権出場43回。来夏の都市対抗予選突破で2大大会出場は100回目となる。節目を迎えるステージへ向け、西の名門が静かに牙を研ぐ。
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