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中村江里子 フジテレビ時代に共演の小倉智昭さんを追悼「めちゃくちゃいじられ、鍛えられました」

スポニチアネックス / 2024年12月12日 10時20分

中村江里子アナウンサー

 パリ在住のフリーアナウンサー・中村江里子(55)が12日までに自身のインスタグラムを更新。9日に膀胱(ぼうこう)がんのため77歳で死去したキャスターの小倉智昭さんを追悼した。

 中村はフジテレビ時代に同局の情報番組「どうーなってるの?!」で小倉さんと共演していた。「入社2年目、23歳の春に小倉さんにお会いしました。4月からスタートする帯番組でご一緒することになりました。6年間、ご一緒しました」と関係を明かすと、「局や制作スタッフから私のことは聞いていらしたはず。顔合わせの時、あの大きな目でじっと見つめられ、緊張。後に『初対面の時にスタッフから色々聞いたけれども、今どきそんなカマトトはいるわけない!と疑いの目で見ていたんだよ!』と言われ、一緒に大笑いしました。『想像を上回る世間知らずだったね!』って」と初対面を振り返った。

 「番組では、時にはめちゃくちゃいじられ、鍛えられました。番組を通じて、多くの現実を知り、その度に打ちひしがれる私を小倉さんは面白がっていらっしゃいました。でも小倉さんが信頼している方々にご紹介下さったり、両親も小倉さんと連絡先、交換していました 私は全面的に小倉さんを信頼し、生放送で緊張する事がありませんでした」と感謝した。

 さらに「生放送が終わるとフジテレビの本屋さんで大量の雑誌や本を毎日購入されるのです。『小倉さん、いつ全て読む時間があるのですか?』『え?今日中に全て読んじゃうよ』真似して大量に雑誌など購入してみたけれども、1ヶ月経ってもそのままでした。同じ1分1秒でも小倉さんと私の時間の濃さが違っていたような気がします。常にアンテナを張り、貪欲に…生きていらっしゃるなあと思っていました」と印象を記した。

 「私の時計好きは小倉さんの影響です。入社2年目に初めて一生使える時計を購入しました。小倉さんに相談し、年相応で、貯めて来たお給料で買うのなら何が良いですか?って。一緒に展示会に行って、一緒に悩んで購入しました」と回顧。

 また「歯に衣着せぬ物言いに、しばらくは口もききたくないって、私語を交わさなかったこともあるんですよ でも、アナウンサーの先輩として、人として、ストイックでご自分に厳しい小倉さんは、やはりすごかったのです」と尊敬の念をつづった。

 「もう、ゆっくりしてくださいって言いたいけれども、多分、変わらずに1分1秒を愛しんで大忙しなのでは?と勝手に想像しています。数年前にフジテレビのクロークルームでお会いし、いきなり抱きついてしまいました。あの時はあの小倉さんも戸惑っていました。懐かしいです」としのぶと、「心よりご冥福をお祈りいたします」と追悼した。

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