元フジ・渡邊渚さん 大学での講義報告 ストレス障害について話すワケ「希望の一つになれれば」

渡邊渚さんのインスタグラム（@watanabenagisa_）から

　元フジテレビアナウンサーで、現在はフリーで活動している渡邊渚さん（27）が11日、自身のインスタグラムを更新。大学で講義をしたことを報告した。

　「今日は大学の心理学部の生徒にむけて講義をしてきました。実体験をもとにPTSDのこと、持続エクスポージャー療法のこと、不安の打ち消し方などをお話ししました」と明かした。

　笑顔で壇上に立つ写真もアップ。「そもそも私がこうしてPTSDをはじめ精神的な病気についてお話ししているのは、未来のためです。もしこの先、私のようにPTSDになってしまった方が、それがどんな病気でどんな治療があるのかなどの情報にアクセスしやすくするため、というのが理由の一つです」と説明。「また私が話すことで、誰かの何かを考えるきっかけになり、アイディアを引き出せる可能性もゼロじゃないと思っています。それが結果的に、精神疾患により優しく、偏見のない世界につながればいいなと！」と思いをつづった。

　「今日講義をして、私自身も学ぶことがたくさんありました」と渡邊さん。「学生たちが真剣に聞いて、授業後も質問などに来てくれて、少しでも誰かの心や記憶に届いていれば嬉しいな～と思いました」と記した。

　「PTSDになっても、精神疾患になっても、こんなに元気になった人もいるよという希望の一つになれれば...!!そしてほんの少しでも生きやすい未来をつくれれば！という気持ちで、こうした活動を今後も積極的に行っていきます！」とし、「#明星大学」「#心理学部」「#講義」と添えた。

　渡邊さんは昨年6月に体調を崩し、同7月以降に担当番組を降板するなどして療養していた。今年8月31日でフジテレビを退社し、9月1日に自身のSNSで「PTSD　心的外傷後ストレス障害」を患っていたことを公表した。