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森永卓郎氏 103万円から178万円に引き上げ「目指す」も156万円と予想する理由「不倫代22万円」

スポニチアネックス / 2024年12月12日 13時22分

森永卓郎氏

 がんで闘病中の経済アナリストの森永卓郎氏(67)が12日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」に出演。自民、公明、国民民主3党の幹事長が11日、国会内で会談し、所得税が生じる「年収103万円の壁」に関し、2025年から引き上げることで合意したことに言及した。

 国民民主が主張する178万円を目指すとしているが、具体的な方法や幅などは決まっておらず、関係者間で協議を続ける。「目指す」との文言について、森永氏は「役人の用語でいうと、そちの方向には向くけども178(万円)にはしない。昨日、(元財務官僚で元内閣官房参与、経済学者、数量政策学者、嘉悦大教授の)高橋(洋一)先生は“筋を通して、178(万円)にならなかったら補正予算を否決するくらいの覚悟でやらなければダメだ”と珍しく理想論を言ったんです」とこれまでのやり取りを振り返った。さらに森永氏は「昨日の3党幹事長の合意で178(万円)を目指すってことで完全に178(万円)は消えたんです」と解説した。

 この背景について「国民民主の顔が立つように水面下では合意できているんだと思います」と推察。さらに「あえて私の予想を言うと、178(万円)じゃなくて、156(万円)になると思います」と話した。

 156万円を落としどころとする根拠については「今、厚生労働省は社会保険料がかかるギリギリのラインを156(万円)に暫定的に、緊急的にするっていう案を検討しているんですね。だから156万円まで働く分には税金も社会保険料もかかりません。もう1つ、特定扶養控除といって子供を扶養に入れられるかどうかっていう分かれ道は、国民民主は150(万円)という要求を出しているんですよ」と解説した。

 また「あらゆる数字が150万円台のところで並んできていて、150万円台だと(国民民主党代表の)玉木(雄一郎)さんは袋叩きにあわずにギリギリ、まあ頑張ったんだけどちょっとまけられちゃったよねっていうことで済む。自公の顔も国民民主の顔も立つっていうきったねー大人のドロドロの世界。これでみんなの顔が立つ。なんの根拠もない」と語気を強めながらぶった切った。

 森永氏は玉木氏の不倫問題にも触れ「不倫で引き下げられちゃったんですよ。不倫代が22万円。これは業界で誰も言ってないですけど、ニャンニャンしてニャンニャン下がった」とブラックジョークを飛ばしていた。

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