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“紀州のドン・ファン”28歳元妻に無罪判決 元刑事が見解「非常に犯罪性が高いと…びっくり」

スポニチアネックス / 2024年12月12日 15時14分

和歌山地裁前には傍聴券を求めて300人が並ぶ

 元神奈川県警察本部刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏が12日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)に電話出演し、和歌山県田辺市の資産家野崎幸助さん(当時77)を殺害した罪に問われた元妻須藤早貴被告(28)に、無罪判決が下されたことについて自身の見解を示した。

 「紀州のドン・ファン」と呼ばれた野崎さんに対し、須藤被告は18年5月、何らかの方法で致死量の覚醒剤を摂取させ、殺害した罪に問われていた。犯行を立証する直接証拠に乏しい中、検察側は須藤被告が薬物を購入したとする元売人の証言や、被告が死亡前後に「覚醒剤 死亡」「完全犯罪」などといった言葉をネット検索していたことなど、あらゆる状況証拠を積み重ねた。しかし、薬物の摂取方法などで十分な立証ができなかった。

 一方で須藤被告は、ネット検索について「不気味な事件を調べることは好きだった」と、あくまで興味からの検索だったと主張。事件性、犯人性ともに否認し、弁護側も「薄い灰色を何回重ねても黒にはならないんです」などと無罪を訴えていた。

 小川氏は「正直言って状況証拠だけだったんですけど、非常に犯罪性が高いと思っていたので、無罪はびっくりしています」と、判決に対する率直な心境を口に。「ただ一番肝心な、覚醒剤をどのように摂取したのか、その方法が結果的に立証されていなかった点が、大きかったのかなと思いました」と分析した。

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